米ブロック、ビットコイン製品の粗利10%で毎月BTC購入へ

ブロックがビットコインを毎月購入へ

ジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏率いる米決済企業ブロック(Block)が、毎月ビットコインを購入していくことを決定したようだ。同社は2024年第1四半期(1~3月)の業績を5月2日発表。その中でビットコインへの戦略的投資を4月より開始したことを併せて発表している。

ブロックによると毎月のビットコイン購入には、同社のビットコイン関連プロダクトによる粗利益10%を使用していくとのこと。

なおブロックでは、モバイル決済アプリの「キャッシュアップ(Cash App)」や実店舗で利用される決済サービス「スクエア(Square)」、ビットコインのハードウェアウォレット「ビットキー(Bitkey)」を展開している。

ブロックはこれまでに、合計2億2,000万ドル相当のビットコインを購入しているというが、このビットコインの価値は2024年第1四半期時点で約160%増加し、現在約5億7,300万ドルの評価額になっているとのことだ。

その他にもブロックは5月6日、適格投資家向けの私募による15億ドルのシニア債の発行を発表。また翌日7日には同社債の発行額を20億ドルへ増額したことを発表している。

ブロックはこの社債募集による収益を、既存債務の返済や潜在的な買収、戦略的取引、設備投資、投資、運転資金に使用される可能性があるとしている。

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参考:ブロック
images:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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