WLFI、USD1への「攻撃」を報告。一時的にペッグ乖離

WLFIがUSD1への不正行為を報告

ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領と、その家族が関わる暗号資産(仮想通貨)プロジェクト「ワールド・リバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial:WLFI)」は、自社が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USD1」に対し、組織的な攻撃が行われたと2月24日に発表した。

WLFI公式Xによると、同日朝にUSD1を巡り、複数の共同創業者アカウントが不正アクセスを受けたほか、インフルエンサーを通じたFUD(恐怖・不安・疑念)の拡散や、WLFIトークンの大規模なショートポジションが構築されたという。同社は、これらが市場の混乱を引き起こすことを目的とした協調的な攻撃だったと説明している。

一方でWLFIは、USD1が採用するミントおよびリディーム(発行・償還)機構と、1対1の裏付け資産による設計により、同攻撃は成功しなかったとの認識を示した。同社は、USD1は額面水準で安定して取引されていると説明し、利用者に対しては検証済みの公式チャネルから情報を確認するよう呼びかけている。

ただし、市場データを見ると一時的な価格乖離も確認されている。暗号資産価格データサイト「コインゲッコー(CoinGecko)」によると、USD1は一時0.995ドル台前半まで下落し、米ドルとのペッグから短時間乖離する場面があった。その後、価格は0.999ドル前後まで回復している。

なお、今回のUSD1を巡る発表について、攻撃の主体や具体的なオンチェーン上の取引実態は現時点で第三者によって検証されていない。WLFIは攻撃の影響は限定的だったとの見解を示している一方、市場では短時間ながら価格乖離が発生しており、ステーブルコインの情報拡散が市場に与える影響が改めて浮き彫りとなった。

参考:コインゲッコー
画像:PIXTA

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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