バイナンスJPの新代表に元Cegaの豊崎亜理紗氏
国内暗号資産(仮想通貨)取引所Binance Japan(バイナンスジャパン)のゼネラルマネージャー(代表取締役)に、豊崎亜里紗氏が新たに就任したことが6月30日に発表された。バイナンスジャパンの立ち上げを担ってきた千野剛司氏は同職を退任し、新たに名誉会長兼取締役に就く。
豊崎氏は、米ノースウェスタン大学卒業。専門はコンピュータサイエンスと経済学。 UBS証券香港でデリバティブトレーダー、Google日本法人で検索サービス、AR事業の担当を歴任した人物。Forbes 30 Under 30を2023年に受賞している。2022年には、仕組み債を取り扱うDeFi(分散型金融)プロジェクト「Cega(セガ)」を創業し、2025年に事業売却していた。
発表当日の記者会見での取材内容

発表同日に開催された記者会見で千野氏は新役職での動きについて、これまで4年間取り組んできたものを円滑な形でバトンタッチし、新しい経営陣の補助を行う。取締役として十分な時間を持って補助をすると述べ、豊崎氏について「次の成長フェーズに向けて、非常に適性を持っているリーダーだと考えている」とコメントした。
同じく記者会見で豊崎氏は、バイナンスジャパンを「成長フェーズ」へと進めるとした。主な柱として「信頼の基盤・PayPay協業、新製品展開」の3つを挙げた。
千野氏がこれまで築いた規制当局との関係性、ユーザー・パートナーとの信頼となる基盤を最も重要な柱とし、これをもとにPayPay協業および新製品展開に取り組むと豊崎氏は話した。
この3つの柱を踏まえた、同氏が考えるバイナンスジャパンのビジョンは、「最も信頼される、最も優れたデジタル資産プラットフォームを提供し、日本経済の未来をつくる」だという。
また豊崎氏はバイナンスジャパンの現状評価と今後の成長戦略について、以下のような考えを伝えた。
「現状評価については、本当に、他の外資系取引所ができなかったことをバイナンスジャパンは成し遂げられたと感じています。特に、規制当局との関係値を築き、ライセンスをこの4年間しっかり維持してきたこと。そして、そのフレームワークの中で多くのプロダクトをローンチできたことは、バイナンスジャパンの誇るべき成果だと思っています。
今後の成長については、(バイナンスジャパンが日本で)すでに円建てのビットコインやイーサリアムの取引量でナンバーワンを取っているなど、今まさに成長している最中だと感じています。 その中で、より質の高いユーザーを獲得していく戦略や、ユーザーだけでなく事業そのもののライフサイクルを拡大していく施策については、私のこれまでのキャリアやバックグラウンドから得た知見を、この会社に持ち込みたいと考えています。
具体的には、プロダクト周り、マーケティング周り、そしてパートナーシップ周りを強化していきたいと思っています」

Binance Japan の代表取締役に就任いたしました。
— 豊崎亜里紗(あとい) (@arisatoyo_jp) June 30, 2026
日本は世界でも有数の厳格な規制環境を持つ一方で、Web3・デジタル資産の大きな可能性を秘めた市場です。… https://t.co/bNaKqrfByz