イーサリアム財団再編でプロトコルサポートチーム解散か=元メンバー報告

イーサリアム財団のプロトコルサポートチーム解散か

イーサリアム(Ethereum)を支援するイーサリアム財団(Ethereum Foundation)の元メンバーであるマーク・ガロー(Marc Garreau)氏が、自身のXアカウントで、イーサリアム財団の組織再編に伴い人員削減の対象となったことを7月7日に明らかにした。また同氏は、所属していたプロトコルサポートチーム(Protocol Support Team)が解散したと報告している。

ただし、イーサリアム財団は現時点で、プロトコルサポートチームの解散について公式発表を行っていない。また、同チームは同財団が6月23日に公表した新組織体制でも言及されていない。

イーサリアム財団は6月23日、新たな組織体制を発表するとともに、全体の約20%にあたる54人が組織を離れることを明らかにしていた。同財団は、「プロトコルレイヤー(Protocol Layer)」、「アクセスレイヤー(Access Layer)」、「ユーザーレイヤー(User Layer)」、「コミュニティレイヤー(Community Layer)」、「機関レイヤー(Institutional Layer)」の5つの主要クラスターを中心とした新体制へ移行している。

ガロー氏は8年以上にわたりイーサリアム財団に所属し、ミストブラウザー(Mist Browser)やパイソン(Python)ツール群、プロトコルサポートチームなどで活動してきたという。またプロトコルサポートチームに所属した昨年からは、自身が立ち上げたプロジェクト「フォークキャスト(Forkast)」の開発を進めていたとのこと。

プロトコルサポートチームは、イーサリアムのプロトコル開発を調整し、コア開発者による会議運営や議論の整理、開発プロセスの支援などを担ってきたチームだ。

フォークキャストは、イーサリアムのネットワークアップグレードを追跡し、改善提案(EIP)の採用状況やテストネットでの有効化、メインネットへの反映状況などを確認できるツールだ。ガロー氏は、現在ではイーサリアムのスチュワード(管理者)が状況把握や意思決定に活用するツールへ成長したと説明している。

また同氏は、今後3カ月間はイーサリアム財団の支援を受けながら、フォークキャストおよびイーサリアムPMリポジトリ(ethereum/pm)の独立コントリビューターとして開発・保守活動を継続すると表明した。その後はフォークキャストの独立プロジェクト化も含め、今後の活動を検討するとしている。

なおイーサリアム財団は組織再編の際、組織を離れる人材に対して退職支援やキャリア支援を提供するとし、多くの人材が今後も同財団外部からイーサリアムエコシステムへ貢献するとの見通しを示していた。

画像:PIXTA

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渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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