クリアプール、XRPレジャー上に機関向け融資基盤を構築へ

ClearpoolがXRPL上に機関向け融資基盤構築へ

オンチェーン信用市場を手がけるクリアプール(Clearpool)が、分散型パブリックブロックチェーン「XRPレジャー(XRP Ledger:XRPL)」上に機関向け融資基盤を構築する方針を8月20日に発表した。

この取り組みは、クリアプールが、XRPレジャーの開発に貢献するリップル(Ripple)と、デジタル資産分野の信用・投資会社シカダパートナーズ(Cicada Partners)と連携して進めるプロジェクトとのこと。3社はそれぞれ異なる役割を担い、XRPレジャー上で機関投資家が参加する信用市場の構築を目指すという。

今回の計画では、クリアプールが融資プールを作成・管理するためのインフラを構築する。シカダパートナーズは、ファンドのジェネラルパートナー(GP)兼信用プールマネージャーとして、借り手の発掘や融資条件の設定、信用リスクの監視などを担う。リップルは、信用ファンドのリミテッドパートナー(LP)として、他の機関投資家と同等の条件で資本参加する。

なおリップルは、融資による損失を保証・補填するバックストップの役割は担わないという。融資の実行と返済には、リップルの米ドル連動ステーブルコイン「RLUSD」を使用する計画だ。主な借り手として、運転資金を必要とするフィンテック企業や決済会社、暗号資産サービス事業者などが想定されているという。

一方、XRPレジャー上の取引手数料やアカウントなどに必要な準備金には、同ネットワークのネイティブ資産「XRP」が使用されるという。

またクリアプールは、今回の融資基盤をXRPレジャーに統合するため、同チェーンの開発ネットワークでテストを行っているという。複数の投資家から単一種類の資産を集約するシングルアセットボールト(Single Asset Vault:XLS-65)と、融資の実行や返済処理を担うレンディングプロトコル(Lending Protocol:XLS-66)は、いずれもXRPレジャーの改正投票中で、メインネットではまだ有効化されていない。

なおクリアプールは4月21日、同社のステーブルコイン運用戦略Xプールリターンストラテジー(X-Pool Return Strategy)でRLUSDの受け入れを開始していた。また同社は8月12日、累計融資実行額が9億5,000万ドル(約1,511億円)を突破したと公表した。

参考:クリアプール
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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