バイビット、IBAN対応の法定通貨口座「MyBank」導入へ 個人名義で送金・受取が可能に

バイビットが個人向け銀行口座機能を提供予定

暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)のCEOであるベン・チョウ(Ben Zhou)氏が、IBANに対応した法定通貨口座サービス「マイバンク(MyBank)」を導入する計画を1月29日に発表した。この件は、バイビットが実施した基調講演の中で明らかにされた。

バイビットは、本人確認(KYC)を完了したユーザーに対し、マイバンクとして個人名義の法定通貨口座を早ければ2月にも付与するという。各口座にはIBANが割り当てられ、ユーザーは同口座を通じて法定通貨の受け取りや送金を行えるようになるとのことだ。

IBANとは、主に欧州を中心に利用されている国際銀行口座番号(International Bank Account Number)のことで、国境を越えた銀行送金を標準化・簡素化するために用いられる識別番号だ。IBANを用いることで、個人名義の銀行口座として法定通貨の受け取りや送金を行うことができる。

チョウ氏はマイバンクについて、「銀行から見れば、第三者ではなく本人名義の口座への送金になる」と説明。従来の暗号資産取引所への入出金で問題となってきた名義不一致や送金制限の解消が目的とした。

基調講演では、暗号資産の普及が進む一方で、銀行と暗号資産取引所の間に残る入出金の摩擦が、新規ユーザーや法人にとって依然として大きな障壁になっているとの認識も示された。チョウ氏は、世界には約14億人の銀行口座を持たない人々がいるとしたうえで、インターネットとスマートフォンさえあれば金融サービスにアクセスできる暗号資産の特性を強調した。マイバンクは、こうした背景のもとで法定通貨と暗号資産を接続するインフラになると同氏は説明している。

バイビットにとってこの取り組みは、暗号資産取引所の枠を超え、決済や資産管理を含む「金融プラットフォーム」へと進化するための施策だと位置付けられている。暗号資産を中核インフラとし、法定通貨と暗号資産のシームレスな接続を目指すとのことだ。

なおマイバンクは、バイビットが銀行免許を取得して提供するものではなく、提携する銀行を通じて提供されるとのことだ。バイビット自身が預金を受け入れる銀行業を営むわけではないと説明された。

同サービスの提供開始は2月を予定しているが、最終的には規制当局の承認を前提とする。対応通貨や提供地域については、今後段階的に拡大していく方針だとしている。

参考:バイビット
画像:iStocks/Aleksei_Derin

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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