Bybit、CEXとDeFiを組み合わせたソラナのオンチェーン流動性ネットワーク「Byreal」公開へ

バイビットがオンチェーン流動性ネットワーク公開へ

海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)が、ソラナ(Solana)基盤のオンチェーン流動性ネットワーク「バイリアル(Byreal)」をローンチ予定であると6月15日に発表した。同ネットワークのテストネット公開は今月30日、メインネット公開は今年第3四半期が予定されているという。

「バイリアル」は中央集権型取引所(CEX)の流動性と、分散型金融(DeFi)の透明性を組み合わせたオンチェーン設計が採用されているとのこと。同社CEOベン・ジョウ(Ben Zhou)氏は「バイリアル」について「ただの分散型取引所(DEX)」ではないとXにて説明している。

「バイリアル」の取引設計には、集中流動性マーケットメイカー(CLMM)機能と取引所への価格見積依頼(RFQ)機能のルーティングが組み込まれているという。これによりスリッページの少ない、高速かつMEV(最大実行価値)保護付きのスワップ取引が可能になるとのこと。なおスリッページとは、注文を出した時点での価格と、実際に取引が成立した価格とのズレを指す。

また「バイリアル」では、スマートプライスラダー(Smart Price Ladder)およびフェアシェアエンジン(Fairshare Engine)と呼ばれる機能を備えた公平なローンチパッドモデル「リセットローンチ(Reset Launch)」が導入されているという。

さらに、バイビットが提供するソラナ(SOL)のリキッドステーキングトークン「バイビットステークドソラナ(bbSOL)」などを対象とした利回り機能「リバイブボールト(Revive Vault)」も実装されているとのことだ。

画像:iStock/royyimzy・dalebor

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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