ポリゴンラボ、総額約140億円超えの助成金プログラム開始

ポリゴンラボが約140億円超の助成金プログラム開始

ポリゴン(Polygon)ブロックチェーンの開発を主導するポリゴンラボ(Polygon Labs)が、ポリゴンエコシステム上の起業家を支援する為に、総額1億1,000万MATIC(約140億円)超えの助成金プログラムの開始を11月9日発表した。

発表によるとこの助成金プログラムは、DeFi(分散型金融)やアプリチェーン、ゲーム、インフラ、ソーシャルなどに取り組む、あらゆる段階の開発におけるプロジェクトに対して提供されるとのこと。

助成金プログラムは現在、後期プロジェクト向けにポリゴン財団から直接提供される最大200万MATICの助成金と、初期段階のプロジェクト向けに提供される助成金といった2つの助成金プログラムが用意されている。そして今後はさらに多くの助成金プログラムが公開される予定だ。

なおこの助成金プログラムは、ポリゴンラボ提供の起業家サポートプロジェクト「ポリゴンヴィレッジ(Polygon Village)」の一環として開始されており、参加者には助成金だけでなく戦略的サポートやメンターシップ、コワーキングスペース、VCの紹介なども「ポリゴンヴィレッジ」から提供されるという。

現在「ポリゴンヴィレッジ」は、ガイダンスやリソース、ネットワーキングのスペースとして活用されるヴィレッジビルダーハウスをニューヨークとリスボンで運営している。

ポリゴンラボは今月8日に「zkWASM」構築に向けてニア財団(NEAR Foundation)と戦略的協業を発表していた。

両社はこの「zkWASM」を、ポリゴンラボ提供のブロックチェーン開発キット「ポリゴンCDK(Polygon Chain Development Kit)」に対応させる予定とのこと。これにより同キットでブロックチェーンを構築する開発者は、「zkWASM」対応のブロックチェーン開発の選択肢を持つことが可能となる。

関連ニュース

参考:ポリゴンラボ
images:iStocks/jixiediyigan

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した