バイナンス、ベルギーユーザーへのサービス提供を再開

バイナンスがベルギーでサービス再開

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、ベルギーでのサービス提供を再開した。バイナンスベルギーがX(旧Twitter)にて9月25日ポストした。

投稿によれば、ベルギー居住者は9月25日より新規登録が可能になったという。また、既存のベルギーユーザーも、新しい利用規約に同意することで再度利用可能になるということだ。

なお今回の発表ではサービス再開へ向け、どのような変更が行われたか等については言及されていない。

バイナンスは6月、ベルギーの金融規制当局FSMA(Financial Services and Markets Authority)より暗号資産取引とカストディウォレットサービス提供を即時停止するよう命じられていた。

サービス停止の理由としてFSMAは、バイナンスの暗号資産取引・カストディウォレットサービス提供の運営及び技術面に関連する企業27社のうち、19社が欧州経済領域(EEA)以外に拠点を置いている点を指摘していた。

これを受けバイナンスは8月、ベルギーユーザーは同社のポーランド部門である「バイナンスポーランド(Binance Poland sp. z o.o)」の利用規約に同意することで、引き続きバイナンスのプラットフォームを利用できると発表していた。

バイナンスは、欧州銀行監督機構(EBA)による「欧州連合(EU)暗号資産(仮想通貨)市場規制法案(MiCA/マイカ)」に準拠するため、ステーブルコイン上場廃止も視野に入れていると9月発表している。

関連ニュース

デザイン:一本寿和
images:iStock/Abscent84・rarrarorro

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した