クラーケン、アイルランドで法定通貨サービス提供可能に、スペインでは暗号資産事業者の登録完了

クラーケンが欧州展開を進める

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、アイルランドでの「電子マネー機関(EMI)」認可とスペインでの「暗号資産サービスプロバイダー(VASP)」登録を9月26日に発表した。

なおクラーケンは今年4月、アイルランドの子会社であるペイワード・ユーロ・ソリューションズ(Payward Europe Solutions Limited)が、VASPとしてアイルランド中央銀行(CBI)に登録が完了したことを発表していた。

今回のアイルランドでの「EMI」認可によりクラーケンは、欧州の銀行と提携してユーロ(EUR)による法定通貨に関するサービスの提供拡大が可能になったとのこと。

これにより、同社にとって重要な成長地域となる欧州連合(EU)加盟27か国および欧州経済領域(EEA)諸国の居住者がクラーケンの顧客対象となるとのことだ。

またスペインでのVASP登録によりクラーケンは、スペイン居住者に対して暗号資産の交換およびカストディウォレットのサービスが提供できるようになったとのことだ。

関連ニュース

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/LuckyStep48

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【7/26話題】メタプラネットが「Bitcoin Magazine Japan」の独占運営権、ビットフライヤーがFTX Japanの買収完了など(音声ニュース)

メタプラネット、「Bitcoin Magazine」日本版の独占ライセンス取得、SBI、フランクリン・テンプルトンと日本での共同出資会社設立を正式発表、ビットフライヤー、FTX Japanの買収完了、「Jito」、ステーキングプラットフォーム「ジトリステーキング」のコード公開、英FCAがコインベース傘下のCBPLに強制執行、約450万ドルの罰金課す、米ジャージーシティ、年金基金をビットコインETFに投資へ、マイニングの米マラソンデジタルが1億ドル相当のビットコイン購入、完全HODL戦略を採用、クロスチェーンプロトコル「deBridge」、ガバナンストークンDBR発行へ

Sponsored

【7/25話題】SBIが「ビットコイン現物ETF」取り扱い準備か、DEAと東京電力らがDePINの「ピクトレ」を東京で実証試験へなど(音声ニュース)

SBIがビットコイン現物ETF取り扱い準備か=報道、DEAと東京電力らがDePINコンテンツ「ピクトレ」、東京都の3区で実証試験へ、京東コインリンク科技、香港ドルにペッグのステーブルコイン発行予定と発表、フェラーリが暗号資産決済システムを欧州にも拡大、米国での導入に続き、NTTデジタルとマツモト、卒業アルバムにブロックチェーン活用へ、タイ、デジタル資産配布の登録受付を8月1日から開始。デジタルウォレット政策一環で、農産業のRWAマーケットプレイス「Agridex」、ソラナ上で初の農業取引を決済=報道