バイナンス、投資家とファンドつなげるVIP向けサービス「Capital Connect」ローンチ

バイナンスがVIP向けサービス「Capital Connect」ローンチ

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、VIPクライアント向けの新たなサービス「キャピタルコネクト(Capital Connect)」のローンチを5月10日発表した。

同サービスは、バイナンスのVIPクライアントに対して、暗号資産エコシステム内への投資機会の容易なアクセスを提供するものである。

「キャピタルコネクト」を利用することで、ユーザーはベンチャーキャピタルなどのファンドとマッチングできるという。プラットフォームにはファンドの運用戦略や運用額、最低投資金額などの情報が掲載されているというが、ファンドの名称は、両者のコンタクトがない間は公開されないとのこと。

なお「キャピタルコネクト」が提供されるのは、投資家とファンドどちらもバイナンスのVIP会員「バイナンス VIP(Binance VIP)」に対してのみであり、バイナンスの口座に10万ドル以上の残高を保有するなどの条件を満たす必要がある。またファンドとして登録するには審査を通過する必要があり、過去の実績等が必要とのこと。

また「キャピタルコネクト」はバイナンス内で提供されており、制限されていない地域のバイナンスのアカウントを作成する必要があるとのことだ。

なおバイナンスは5月5日、米国の対ロシア制裁を回避し資金を動かす手段として違法に利用されている疑いがあるとして調査を受けている状況だ。また制限された地域からもVPNを使用してバイナンスに接続することでサービスが利用できることも問題視されている。

関連ニュース

参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Chan2545

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【12/16話題】SBIとスターテイルの円ステーブルコイン開発、リップルRLUSDのイーサL2対応、メタマスクのBTCサポートなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

ビットワイズ、「ハイパーリキッド(HYPE)」現物ETFをSECに再申請、ステーキング対応を明記

米暗号資産(仮想通貨)運用会社ビットワイズ・アセット・マネジメント(Bitwise Asset Management:以下、ビットワイズ)が、暗号資産ハイパーリキッド(HYPE)の現物ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」の修正版を、米SEC(証券取引委員会)へ12月15日付で提出した

JPモルガン、初のトークン化MMF「MONY」をイーサリアム上で提供開始

米金融大手JPモルガンの資産運用部門であるJPモルガン・アセット・マネジメント(J.P. Morgan Asset Management)が、同社初となるトークン化マネー・マーケット・ファンド「マイ・オンチェーン・ネット・イールド・ファンド(My OnChain Net Yield Fund:MONY)」の提供を開始したと12月15日に発表した