米ロボットゲームズ、a16zやgumi cryptosらから約21億円調達

米ロボットゲームズ、a16zらから約21億円調達

米ゲームスタジオのロボットゲームズ(Roboto Games)が、シリーズAラウンドで約21億円(1,500万ドル)の資金調達実施を11月29日に発表した。

このラウンドはアンドリーセンホロウィッツ(a16z)が主導し、アニモカブランズ(Animoca Brands)、グミクリプトスキャピタル(Gumi Cryptos Capital)など多くの投資家が参加している。

ロボットゲームズは、大人数のユーザーが同じサーバーにログインし、同じ空間でゲームをプレイする「MMO(Massively Multiplayer Online)」型のゲーム「フォリジャーとファイター(Foragers and Fighters)」を開発している企業。

同ゲームはキャラクターコレクションやデジタルアセットの所有権の機会、そして活発なユーザー生成コンテンツ(UGC)のエコシステムをサポートしていくとしている。

ロボットゲームズCEOのカート・ベアトン(Curt Bererton)氏は、2007年にジップザッププレイ(ZipZapPlay)を設立し、フェイスブックのソーシャルゲーでトップ20位になるゲームと20万以上のゲームを掲載するUGCプラットフォーム作成した経験を持つ。

今回発表にてロボットゲームズは、「ゲームはまず楽しくなければならない。多くのweb3ゲームはこのことを忘れ、堅実なゲームと経済設計を行うことができず、プレイヤーは価値のないNFTやトークンを保有したままになっている」と課題を示し、「私たちの解決策は、デジタルアセットのオプションを追加する前に、まずプレイヤーに愛される素晴らしいフリープレイゲームを作ることに集中すること。プレイヤーはweb3アセットを集めたければ集めればいいし、アセットなしでもゲームをプレイすればいい」と説明している。

a16zのジェネラルパートナーであるジェームズ・グワーツマン(James Gwertzman)氏は「私はポップカップ(PopCap)社でロボットゲームズのカート(Curt)とマチルド(Mathilde)と一緒に仕事をしていましたが、再び彼らと提携できることに感激しています。ロボットゲームズのチームは、深く、没入感のあるゲームプレイの創造に夢中になっており、そのプレイヤーファーストの考え方をweb3ゲームに持ち込んでいるのです」とリリースで伝えている。

参考:Roboto Games
images:iStocks/BadBrother
デザイン:一本寿和

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。
「あたらしい経済」の編集者・記者。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した