クリプタクト、DeFiの損益計算に自動対応するサービス提供へ

クリプタクト、DeFiの損益計算に自動対応するサービス提供へ

「暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算」サービスを提供するクリプタクトが、DeFi(分散型金融)取引の損益計算に自動対応するサービスを提供予定であることを11月1日発表した。同サービスの提供は12月15日より開始予定とのこと。

発表によると、対応するブロックチェーンはDeFiで主に利用される「バイナンススマートチェーン(BSC)」と「イーサリアム(Ethereum)」で合計約130個以上のスマートコントラクトに対応するとのことだ。

また同サービスが対応する取引の種類として、流動性提供者(Liquidity Provider)トークン・ステーキング・レンディング・スワップとなる予定とのこと。

同サービスの仕組みとしては、クリプタクトのDeFi取引識別システムが、ウォレットアドレスに紐づくトランザクションを解析し、関連するスマートコントラクトを特定することで、入出金履歴がどういった取引を背景に行われたか、自動で判別し、取引履歴画面に表示するという。また判別できない取引についてはユーザーが取引種類を上書きできるとのことだ。

今後については網羅性を高めるために、クリプタクトのユーザーの多くが利用しているブロックチェーン、スマートコントラクトから順次対応を拡大していく予定としている。

 クリプタクトでは中央集権型の暗号資産(仮想通貨)取引所においても、APIを活用した取引履歴の自動取り込み機能を提供している。今年9月には大手グローバル暗号資産取引所「FTX」や国内取引所「DeCurret(ディーカレット)」に対応。また今後はビットバンク(bitbank)やザイフ(Zaif)にも対応するとしている。

関連ニュース

【解説動画】日本の暗号資産税制は改正されるのか?(ゲスト:クリプタクト代表取締役斎藤岳氏)

リプタクト、ふくおかフィナンシャルグループらから1億円の資金調達

クリプタクトがDG Daiwa Ventures、ジャフコ、ミンカブらを引受先とする4億円の第三者割当増資実施

参考:クリプタクト
デザイン:一本寿和
images:iStocks/RAPEEPON-BOONSONGSUWAN・dalebor

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【5/2話題】ビットコインが下落、米検察がブロック捜査、レイヤーゼロがスナショなど

ビットコインが6%近く下落、FOMC控え 最高値から22%安、米連邦検察、米決済ブロックの社内業務を調査=報道、レイヤーゼロがスナップショット実施、エアドロ間近か、テザー社、Q1が過去最高益45億ドル超に、純資産額も初公表、米セキュリタイズがブラックロックらから4700万ドル調達。サークル、アプトスラボ、パクソスも参加、HashKey DX・リップル・SBI Ripple Asiaが提携、法人向けの「XRP Ledger」の日本市場導入で、「スイ(SUI)」のミステンラボ、グーグルクラウドと提携、親クリプト派マクヘンリー米下院議員、SECのイーサリアム調査を非難、ストライプで「AVAX」の購入が可能に、アバランチとコアウォレットに統合で、ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に、イーサリアムL2「Scroll」がアップグレード実施、EIP-4844に対応、クリプトヴィレッジのLocal DAO、旧山古志に続き「長野県天龍峡」と「宮崎県椎葉村」を選定。「Nishikigoi NFT」保有者の投票で決定へ

ユニスワップウォレットに「Robinhood Connect」統合、ロビンフッド内の資金で暗号資産購入可能に

「ユニスワップ(Uniswap)」のモバイルアプリ「ユニスワップウォレット(Uniswap Wallet)」にオンランプ機能「ロビンフッドコネクト(Robinhood Connect)」が統合され、同アプリではロビンフッド内の資金で暗号資産(仮想通貨)の購入が可能となった。このことはユニスワップが4月29日発表した