ペイパルCEOが暗号資産専門チームについて説明、Decrypt取材

ペイパルCEOが暗号資産専門チームについて説明

ペイパル(PayPal)CEOのダン・シュルマン(Dan Schulman)氏が自社の暗号資産(仮想通貨)専門のビジネスチームに関してDecroytoの取材で説明した。

シュルマン氏は「次世代のインフラの構築に貢献できる機会はたくさんあります。それがこのビジネスチームを立ち上げた目的です。またデジタル通貨の実用性を向上させることも使命の一つです」と語っている。

またシュルマン氏は「暗号資産に関連した基礎技術のいくつかの実用化を考えています。現在、中央銀行が注目している基礎技術のいくつかは、古いシステムのインフラを暗号資産に関連した基礎技術を利用して近代化することで、より包括的な社会を実現することができると思っています」と答えている。

そしてシュルマン氏は「PayPalの顧客基盤には現在3億7,700万人のデジタルウォレットが含まれており、同社は店舗のクレジットカードからホテルのリワードまで、さまざまな決済ツールを1つのアプリに統合する方法を模索している段階です」と説明している。

編集部のコメント

またダン・シュルマン氏はペイパルがテスラやスクエアのようにビットコインを保有する予定はないことも示唆しています。その理由は特定の資産に投資した場合の価格のボラティリティのリスクを許容したくないからのようです。

参考:PayPal CEO Reveals Plans for New Crypto Unit

(images:iStocks/Rawpixel)

 

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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