イングランド銀行総裁のAndrew Bailey (アンドリュー・ベイリー)氏が、ステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性について公言

イングランド銀行総裁のAndrew Bailey (アンドリュー・ベイリー)氏が、ステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性について公言

イングランド銀行総裁のAndrew Bailey (アンドリュー・ベイリー)氏がステーブルコインと中央銀行デジタル通貨(CBDC)の可能性について、アメリカのシンクタンクであるブルッキングス研究所で講演を行った

その講演でベイリー総裁は「CBDCがステーブルコインと並列に存在し、同じウォレットに保管される可能性も排除できません。しかし中央銀行が基準に合意するまでは、ステーブルコインがシステミックな支払い方法になることは許されない」と明言した。

そしてベイリー総裁は「暗号資産は支払い手段としては不適切で、EUで定義され、イギリスで実施されているデジタル通貨が存在していますが、まだ政府の保証がないことを国民が十分に認識していません。通貨の発行者が破綻した場合、資金の返還が保証されていません」と暗号資産を含めてデジタル通貨について警鐘を鳴らした。

一方で、ベイリー総裁はステーブルコインへ非常にポジティブな意見も展開しており「ステーブルコインは取引摩擦を減らし、利便性を高め、他のテクノロジープラットフォームとの統合の機会を提供することができると考えています。イノベーションは良いことなので、イングランド銀行や規制当局としてイノベーションを止めることは我々の利益、つまり幅広い公共の利益にはなりません」と発言している。

編集部のコメント

イングランド銀行は2020年8月3日に即時グロス決済(RTGS)サービス更新プログラムのテクノロジーパートナーにAccenture(アクセンチュア)を任命したことを発表しています。この目的はイングランド銀行がアクセンチュアと協力して、ワールドクラスの決済サービスを開発・構築していくとのことです。新たなRTGSは2022年に提供を開始される予定となっています。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

(images:iStock/stockdevil・Guzaliia-Filimonova・Nadiinko)

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あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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