米国証券取引委員会(SEC)が犯罪防止のためスマートコントラクト分析ツール購入を検討か

米国証券取引委員会(SEC)が犯罪防止のためスマートコントラクト分析ツール購入を検討か

米国証券取引委員会(SEC)が、スマートコントラクト分析に役立つブロックチェーン・フォレンジックツールのセールス提案募集の開始を発表した。フォレンジックツールとはプログラムの中から犯罪可能性のある手がかりを探し出すためのツールのこと。なお募集は8月13日までとのことだ。

SECの目的はブロックチェーンやその他の分散型台帳内のコードを分析・詳細化するための分散型台帳技術(DLT)スマートコントラクト分析ツールを購入し、デジタル資産に関するリスクの監視、コンプライアンスの改善、委員会の方針の周知を図ること。

SECは「契約目的、トークンの販売仕様、売買制限、ホワイトリストまたはブラックリストに登録されたアドレス、権限管理などのスマートコントラクトロジックを分析できるツールを探しています。また管理者キーで実行される契約変更を特定するツールも探しています」とSECのサイトで投稿している。

編集部のコメント

SECは7月30日にブロックチェーン分析企業CipherTrace(サイファートレイス)へBinance Networkの委託業務を依頼することを発表しています。政治や犯罪防止の目的で、アメリカの国家機関がブロックチェーンのスマートコントラクト分析領域への動きが活発化していると思われます。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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