スペインの国家決済システム運営企業Iberpay(イバーペイ)が銀行保証に関するPoC完了を発表

スペインの国家決済システム運営企業Iberpay(イバーペイ)が銀行保証に関するPoC完了を発表

スペインの国家決済システム(SNCE)を運営するIberpay(イバーペイ)が、スマート決済実現のためにブロックチェーン技術を用いた概念実証(PoC)を完了させたことを発表した。

なおこのPoCに参加した銀行は、Banco Sabadell(サバデール銀行)、Banco Santander(サンタンデール銀行)、Bankia(バンキア)、BBVA(ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行)、CaixaBank(カイシャバンク)の5行である。

PoCの目的はスマートコントラクトでプログラムされた特定の条件が満たされた際に、支払いを完了することが可能であるかを検証することだった。例えば契約書に署名した際や、商品が届いたことを確認した際に支払いを完了できるかなどについてだ。 

具体的にこのPoCでは企業からの銀行保証の申し込み、登録、キャンセルに関する取引に関して検証された。そしてこのPoCでは2万件の取引をテストし、平均2.5秒でシステムが実行されたとのことだ。

編集部のコメント

今後このプロジェクトでは、Iberpayが開発したAPIを介して、銀行間ネットワーク以外とのネットワーク統合を計画しているようです。もし実現されれば他のネットワークがIberpayのネットワーク上で支払いを起点にして商取引を完了させるようなことも可能になっていくでしょう。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済編集部)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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