米メタ、USDCでクリエイターの報酬支払い開始。ソラナとポリゴンに対応

メタがUSDCでクリエイター報酬支払い

米メタ(Meta)が、クリエイター向け報酬の支払い手段としてステーブルコインによる支払いの提供を開始した。4月30日時点で同社のサポートページに案内が掲載されていることが確認された。

対応するのはサークル(Circle)が発行する米ドル連動型ステーブルコイン「USDC」だ。ブロックチェーンはソラナ(Solana)およびポリゴン(Polygon)に対応する。対象はコロンビアおよびフィリピンの一部クリエイターで、支払いは暗号資産(仮想通貨)ウォレットを通じて行われる。これにより、対象は限定的ながらメタは従来の法定通貨に加え、ステーブルコインによる報酬支払いにも対応する。

ユーザーは、USDCに対応したウォレットアドレスをフェイスブック(Facebook)の支払いアカウントに登録することで、報酬をUSDCで受け取れる。ウォレットにはメタマスク(MetaMask)やファントム(Phantom)、バイナンスウォレット(Binance Wallet)などが利用可能だ。

この支払いには、支払いプロバイダーとしてストライプ(Stripe)が関与する。またステーブルコインによる支払いに伴い、暗号資産関連のレポートや税務関連書類をストライプから受け取れる場合がある。

なおメタは、暗号資産による支払いについて、送金の取り消しができない点やウォレット管理がユーザー責任となる点など、オンチェーン特有のリスクについて注意を促している。

また、受け取ったUSDCを現地通貨に換金する場合、ユーザーは暗号資産取引所を利用する必要がある。

メタは過去に暗号資産プロジェクト「ディエム(Diem)」を進めていたが、規制上の課題などを受け2022年に終了している。今回の取り組みは、それ以降の同社における暗号資産決済対応の一例だ。

なお同社は今年2月、ステーブルコイン決済の導入を検討していると報じられていた。今回の取り組みは、そうした動きの一部が具体化したものとみられている。

参考:メタ
画像:Reuters

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この記事の著者・インタビューイ

渡邉洋輔

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

「あたらしい経済」編集部 記者
ブロックチェーンおよびデジタル資産分野を専門とし情報発信を行っている。オンチェーンデータや流動性構造など、市場設計の観点からのリサーチにも取り組んでいる。

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