コインベースが上場候補の暗号資産リストを発表

コインベースが上場候補の暗号資産リストを発表

米暗号資産(仮想通貨)取引所Coinbase(コインベース)が、同取引所での上場を検討している暗号資産について6月11日に発表した。

今回、上場の審査対象として挙げられた暗号資産は Aave、Aragon、Arweave、Bancor、COMP、DigiByte、Horizen、Livepeer、NuCypher、Numeraire、KEEP Network、Origin Protocol、Ren、Render Network、Siacoin、SKALE Network、Synthetix、VeChain の18種類である。

今後これらの暗号資産を対象に技術的な審査とコンプライアンス上の審査が行われ、適切と判断されたものから上場されるとのこと。

ただしコインベースがサービスを提供する地域の一部では、上場に際し規制当局の承認が必要となる場合もあるため、たとえ上場が決定したとしてもその暗号資産がすべての地域で取り扱われるとは限らないとのことだ。

コインベースは将来的に同プラットフォームを通じて、世界で流通している暗号資産の時価総額の90%にアクセスできるようになることを目指しているとし、今後も積極的に取り扱い銘柄を増やしていくことを報告した。

編集部のコメント

2019年の9月にもコインベースより同様の発表が行われており、そこでは17種類の暗号資産を上場審査中としてリストを掲載していました。それから今回の発表に至るまでの期間で、前回のリストに上げられていた銘柄の中で実際に上場が承認されたのは Orchid(OXT)ただ一つです。

また、今年2月にコインベースへの上場が発表されたKyber Network(KNC)や5月に上場が発表されたOmiseGO(OMG)は2018年12月から審査対象のリストに挙げられていました。

これらのことから上場審査をクリアするのは非常に難しく、今回リストされた銘柄のうち上場が承認される銘柄もかなり少ないと考えられます。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:iStock/dalebor)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

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