ブラックロック、ビットコイン(BTC)関連のカバードコールETFをSECにS1申請

iShares Bitcoin Premium Income ETF申請

米資産運用大手ブラックロック(BlackRock)が、ビットコイン(BTC)関連のカバードコール戦略ETF(上場投資信託)の登録届出書「S-1申請書(Form S-1)」を、米SEC(証券取引委員会)へ1月23日付で提出した。

提出書類によると、ブラックロックが申請中のETFの名称は「iShares Bitcoin Premium Income ETF」。同ETFは1933年証券法に基づいて提出されており、米ナスダック(Nasdaq)に上場予定となっている。なお、ティッカーシンボルは未記載だ。

同ETFの資産は、主にビットコインで構成されるとのこと。また、ブラックロック組成の現物ビットコインETF「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」のシェアと、コールオプション(買う権利)の売却で得たプレミアムを含む現金も資産として保有するという。

同ETFの運用面では、ビットコイン価格のパフォーマンス反映を目指すとのこと。またIBITのシェアや、IBITを含む現物ビットコインETP(上場投資商品)を追跡する指数を対象にコールオプションを売却し、プレミアム収入の提供も目指すとされる。

また同ETFについては、米デラウェア州法上のデラウェア信託受託者(デラウェアトラスティー)にウィルミントン・トラスト(Wilmington Trust)が、同信託の信託受託者(トラスティー)にブラックロック・ファンド・アドバイザーズ(BlackRock Fund Advisors)が指定されている。

さらに、同ETF保有のビットコイン保管機関(カストディアン)は、コインベース・カストディ(Coinbase Custody Trust)が、また代替のビットコイン保管機関にアンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が指定されている。なお、同ETFの現金保管機関(キャッシュカストディアン)と管理者(アドミニストレーター)は、BNYメロン(The Bank of New York Mellon)が担う予定だ。

なおカバードコール戦略とは、株式やETFなどの原資産を保有する投資家がその資産に対してコールオプションを売却し、オプション料を収益として得る一方で、株価の上昇幅に上限を設ける手法だ。ただし、オプションの行使価格を上回る株価上昇による利益は得られず、価格下落リスクが残る。

ちなみに、IBITは2024年1月5日にローンチされており、同ETFは記事執筆時点で純資産額は約683億1,780万ドル(約10兆円)相当のビットコインを保有している。

参考:SECIBIT
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ポリゴンPoS、新規バリデーターの最小自己ステークを100,000POLに引き上げ

ポリゴン財団(Polygon Foundation)が、独立したコンセンサスを持つサイドチェーン「ポリゴンPoS(Polygon PoS)」における新規バリデーターの最小自己ステーク量を引き上げる改善提案「PIP-70(Polygon Improvement Proposal 70)」に基づく更新が有効化されたと1月23日に発表した

コロンビア第2位の年金基金、条件付きでビットコイン投資機会を提供へ=報道

コロンビアで資産規模第2位の規模を持つ民間年金・退職金基金運用会社AFPプロテクシオン(AFP Protección)が、ビットコイン(BTC)へのエクスポージャーを提供する投資ファンドの立ち上げ準備をしていると、現地メディア「バロラ・アナリティク(Valora Analitik)」の公式Xが1月23日に報じた