ネイバーとアップビット運営元ドゥナムが合併合意、約1.5兆円相当の株式交換で

ネイバーとドゥナムが合併合意

韓国ネイバーファイナンシャル(Naver Financial)が、同国の暗号資産(仮想通貨)取引所アップビット(Upbit)運営会社ドゥナム(Dunamu)との合併合意を11月26日に発表した。

韓国金融監督院の電子開示システム(DART)への届出によると、ネイバーファイナンシャルは約15兆1,284億ウォン(約1.5兆円)相当の株式交換で、ドゥナムを100%子会社とする予定とのこと。ネイバーファイナンシャルは、普通株式8,755万9,198株を新規発行する予定だ。

株式交換比率は、ドゥナムの株式1株に対してネイバーファイナンシャルの株式2.5422618株が割り当てられるとのこと。1株当たりの交換価格はドゥナムが43万9,252ウォン(約4万6,950円)、ネイバーファイナンシャルが17万2,780ウォン(約1万8,349円)となる。

なお株主総会は2026年5月22日、株式交換実施日は同年6月30日に予定されている。

ちなみに、11月27日にアップビットから約445億ウォン(約47.5億円)相当の暗号資産が不正流出した。同日4:42頃にソラナ(SOL)を含むソラナ(Solana)ネットワーク上の複数銘柄の暗号資産が、内部で指定しなかったウォレットアドレス(不明な外部ウォレット)へ転送されたという。アップビットはユーザ資産保全のため、資産を全てコールドウォレットへ移管したとのことだ。

参考:DART
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

ステートストリートとギャラクシー、ペイパル「PYUSD」対応のトークン化流動性ファンドを来年提供へ

米金融大手ステート・ストリート(State Street)の資産運用部門であるステート・ストリート・インベストメント・マネジメント(State Street Investment Management)とギャラクシー・アセット・マネジメント(Galaxy Asset Management)が、共同でトークン化されたプライベート流動性ファンドのローンチを計画していると12月10日に発表した

コインベース、ラップド資産のブリッジ基盤にチェーンリンクの「CCIP」採用

米国上場の暗号資産(仮想通貨)企業コインベース(Coinbase)が、同社発行のラップド資産「コインベース・ラップド・アセット(Coinbase Wrapped Assets)」のブリッジ基盤として、チェーンリンク(Chainlink)のクロスチェーン相互運用プロトコル「CCIP」を採用したと12月11日に発表した

【12/12話題】wXRPがソラナに近日対応へ、ド・クォンに懲役15年、x402の最新版、Suiがブータンで技術検証など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored