コインベース、イーサリアム(ETH)担保ローン提供開始

ETHを担保に最大100万ドルを借入可能に

米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)が、イーサリアム(ETH)を担保に米ドルステーブルコイン「USDC」を借り入れできる新サービス「ETH担保ローン(ETH-backed loans)」の提供を11月21日に開始した。

コインベースは今年1月からビットコイン(BTC)担保による「クリプト担保ローン(Crypto-backed Loans)」を提供しているが、担保資産としてETHが新たに利用できるようになった形だ。

同サービスでは、ユーザーは保有するETHを売却することなく最大100万ドル(約1億5,000万円)相当のUSDCを借り入れられる。このサービスの金利は変動するとのことで、貸付市場における需要と供給に応じて、レンディングプラットフォーム「モルフォ(Morpho)」が自動計算するという。また最低支払額や支払期限が設けられていないため、利用者はローンの返済スケジュールを調整でき、一部または全額返済を選べるとのこと。

なおローンの未払い額が、提供した担保の市場価値の86%に達した場合は、ローンの返済とペナルティ料金をカバーするために、担保として預けた暗号資産が清算されるという。

コインベースは本サービスについて、「ETH保有者が流動性を確保しつつ投資ポジションを維持できる手段になる」と説明している。また将来的には、ステーキングETH(cbETH)を担保としたローンにも対応予定だという。

ローンの利用条件や金利は地域や市場状況に応じて変動し、米国の一部地域(ニューヨーク州など)では提供対象外となる。

 参考:コインベース
画像:PIXTA

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