コインマーケットキャップ、時価総額上位20銘柄連動のDeFiインデックストークン提供開始、BNBチェーン上で

CoinMarketCapがインデックストークン提供

暗号資産(仮想通貨)データプラットフォーム提供のコインマーケットキャップ(CoinMarketCap)が、時価総額上位20の暗号資産に連動するDeFi(分散型金融)対応インデックストークンを、BNBチェーン(BNB Chain)上で提供開始したことを11月17日に発表した。

このトークンの名称は「CoinMarketCap 20 DTF(CMC20)」。オンチェーンポートフォリオ構築プラットフォームのリザーブ(Reserve)上に構築されている。BNBチェーン上でDeFi対応インデックストークンが提供されたのは、CMC20が初だという。

CMC20は、レイヤー1ブロックチェーン、取引所トークン、インフラ関連プロジェクト、DeFiプロトコルなどをカバーしたインデックストークンとのこと。CMC20の提供開始により個人投資家と機関投資家は、1回の取引で暗号資産市場の主要銘柄に分散したエクスポージャーを得られるという。なおCMC20は、構成銘柄からステーブルコインやラップドトークン、投資可能性が限定されたトークンを除外する設計だ。

またCMC20は、従来型のインデックス商品では実現が難しかったユースケースを可能にしているという。具体的にはデルタニュートラル戦略や担保付きレンディング、自動ポートフォリオリバランスといった運用にCMC20を組み込めるとのこと。

また、コインマーケットキャップはCMC20のユーティリティ向上に向けて、DeFiプロトコル、中央集権型取引所、フィンテック企業との連携を進めているとのこと。これらとの連携によりコインマーケットキャップは、CMC20を活用したレンディング商品や利回り獲得を通じて、ホルダー向けユーティリティの拡大とDeFi以外も含めたCMC20の流通チャネルの拡充を目指しているという。

現在、CMC20は大手DEX(分散型取引所)パンケーキスワップ(PancakeSwap)で取引可能だ。また、CMC20はDeFi(分散型金融)プロジェクト「リスタ・ダオ(Lista DAO)」によってBNBチェーン上にデプロイされており、パーミッションレス(許可不要)な24時間365日の発行と償還がサポートされている。

ちなみに、CMC20の構成銘柄はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、XRP、ビルドアンドビルド(BNB)、ソラナ(SOL)、トロン(TRX)、ドージコイン(DOGE)、カルダノ(ADA)、ハイパーリキッド(HYPE)、ビットコインキャッシュ(BCH)、チェーンリンク(LINK)、ジーキャッシュ(ZEC)、ステラルーメン(XLM)、ライトコイン(LTC)、スイ(SUI)、アバランチ(AVAX)、ヘデラ(HBAR)、シバイヌ(SHIB)、トンコイン(TON)、クロノス(CRO)の20銘柄だ。

参考:コインマーケットキャップ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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