コインチェックアプリにて大口OTC取引サービスが開始

コインチェックアプリにて大口OTC取引サービスが開始

コインチェック株式会社が、同社運営の暗号資産(仮想通貨)取引所Coincheckの提供するコインチェックアプリに新機能「大口OTC取引」を追加したことを5月7日に発表した。

同サービスは2019年4月よりCoincheck(WEB)のみで対応を開始していた。今回の発表よりコインチェックのアプリから同サービスが対応可能となった。

取り扱い通貨はBTC(ビットコイン)、XRP(リップル)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)の5銘柄で、24時間365日取引に対応する。

各暗号資産の購入レートはこちらより確認可能。なお数千万円以上の取引であれば、優遇レートが適用されるとのこと。

現在同サービスの利用はiOS版のアプリのみとなっており、Andoroid版については順次対応予定とのことだ。

編集部のコメント

OTC取引とは、店頭取引や相対取引とも呼ばれており、売り手と買い手が1対1で行う取引の事を指します。仮想通貨取引におけるOTC取引には個人対個人で行う取引と、コインチェックが提供するような取引所対個人が「販売所形式」で行う取引の2種類があります。OTC取引は当事者同士で取引するので、取引量の制限がなく、市場からの影響を受けない、売り手から提示された価格で即座に取引が可能といった特徴があります。

なお個人間でOTC取引を行う場合には、売り手と買い手双方の信頼が必要です。現状個人間でのOTC取引はSNS等を通じて交渉が行われることが多く、買い手がお金を振り込んでも暗号資産が手元に届かないというケースも十分にあり得ます。

コインチェックのような信用のある大手の暗号資産取引所がOTC取引サービスを提供することで上記のような取引リスクを大幅に減らすことができます。

なおコインチェックが提供する大口OTC取引は、今年1月に24時間365日対応になりました。今回同サービスがスマホアプリで利用することができるようになったということは、大口トレーダーのスマホ取引のニーズが多かったということでしょうか。

コメント:小俣淳平(あたらしい経済)

(images:Panuwat-Sikham,antoniokhr)

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「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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