ユニスワップがソラナ対応開始、ジュピターの「Jupiter Ultra API」採用で

ユニスワップがソラナ対応開始

大手DEX(分散型取引所)のユニスワップ(Uniswap)が、レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ(Solana)のサポートを開始した。ユニスワップ開発元のユニスワップラボ(Uniswap Labs)が10月16日に発表した。

これによりユニスワップのWebアプリにソラナ対応ウォレットを接続することで、100万を超えるソラナ上のトークンのスワップ・指値注文、そしてSOLの購入・売却が可能となっている。

今後は、ブリッジングやクロスチェーンスワップ、ユニスワップウォレットへの対応を検討されているとのことだ。

なおユニスワップが、EVM(イーサリアムバーチャルマシン)非対応のブロックチェーンに対応するのは初の事例になる。

ユニスワップのソラナ対応にあたり、ソラナ基盤のDEXを展開するジュピター(Jupiter)によるAPI「Jupiter Ultra API(Ultra Swap API)」が採用されている。

同APIは、開発者が自らのアプリにソラナ上のスワップ機能を埋め込めるものとなっている。ジュピターのルーティング基盤「ジュノ(Juno)」と送信最適化・MEV保護・ガスレス対応・リアルタイムのスリッページ推定をワンパッケージで提供している。

ちなみに今回のソラナ対応によりユニスワップでは、合計15のブロックチェーンに対応することになった。

現在はソラナの他、イーサリアム(Ethereum)、イーサL2のユニチェーン(Unichain)、アービトラム(Arbitrum)、オプティミズム(Optimism)、ベース(Base)、ブラスト(Blast)、ZKシンク(ZKsync)、セロ(Celo)、ゾラネットワーク(Zora Network)、ワールドチェーン(World Chain)、ソニューム(Soneium)の他、ポリゴン(Polygon)、BNBチェーン(BNB Chain)、アバランチ(Avalanche)に対応している。 

参考:ユニスワップラボ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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