イーサリアムでFG Nexus株トークン化へ
FGネクサス(FG Nexus)が、実物資産(RWA)のトークン化プラットフォーム提供のセキュリタイズ(Securitize)と、自社株式のトークン化プログラム実施に向けた契約を締結したと10月2日に発表した。
FGネクサス(旧:ファンダメンタル・グローバル)は、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のトレジャリー(財務資産)戦略を推進する米ナスダック(Nasdaq)上場企業だ。9月28日に同社のイーサリアム保有量は5万770ETHに達し、その評価額は約2億700万ドル(約310億円)となった。
両社が進めるトークン化プログラムでは、FGネクサスの株主が、同社の普通株式および優先株式をイーサリアム(Ethereum)上でネイティブにトークン化できるとのこと。
同プログラムでは、まず普通株式(FGNX)のトークン化から開始され、その後永久型のクラスA優先株式(FGNXP)がトークン化される。トークン化された株式は、従来の株式と同じ権利を持つとのこと。発表によると、取引所上場の配当付き永久優先株式がトークン化される取り組みは今回のFGネクサスの事例が初だという。
トークン化には、セキュリタイズが提供する米SEC(米証券取引委員会)登録のブローカー・ディーラー、代替取引システム(ATS)、株式名義書換代理人のサービスが活用されるとのこと。
これによりトークン化されたFGネクサス株は、法的に認められた正式な所有権を表し、従来の株式と同じ譲渡制限下で株主はイーサリアム上で取引できるとのことだ。
参考:FGネクサス
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