機関投資家向け独取引所ブリッシュ、米NY州のビットライセンス取得

ブリッシュがNYDFSのライセンス取得

機関投資家向けに特化した独暗号資産(仮想通貨)取引所ブリッシュ(Bullish)の米国事業子会社「ブリッシュUSオペレーションズ(Bullish US Operations)」が、米ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)からビットライセンスと送金ライセンスを取得した。ブリッシュが9月17日に発表した。

このライセンスにより同社はニューヨーク州の機関投資家と上級トレーダーを対象に、暗号資産の現物取引とカストディ(保管)サービスを提供できるようになるという。

ブリッシュは、機関投資家向けのグローバルデジタル資産プラットフォームである。規制対象の現物取引やデリバティブ取引を提供する「ブリッシュ・エクスチェンジ(Bullish Exchange)」を運営している。ブリッシュ・エクスチェンジはすでに米国、EU、香港、ジブラルタルなど複数の地域で規制に準拠した取引サービスを展開している。

NYDFSが定義する「暗号資産事業活動ライセンス」にあたるビットライセンスの取得は、同社の成長にとって重要な規制上の節目とされている。

なおブリッシュは今年7月にソラナ財団(Solana Foundation)との提携を発表している。ソラナ基盤のステーブルコインを取引および決済に採用し、取引所や決済サービス全体で活用していく方針だ。

 

参考:ブリッシュ
画像:iStocks/wvihrev

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