独取引所Bullishがソラナ財団と提携、Solana基盤ステーブルコインを取引・決済に採用へ

Bullishとソラナ財団が提携

機関投資家向けに特化した独暗号資産(仮想通貨)取引所ブリッシュ(Bullish)が、ソラナ財団(Solana Foundation)と提携し、ソラナ(Solana)基盤のステーブルコインを取引および決済に採用する予定であると7月9日に発表した。

ブリッシュとソラナ財団は、ソラナ基盤のステーブルコインをブリッシュの取引所および決済サービス全体で使用し、カストディ(保管)や取引、決済において利用する方針とのこと。さらに、ブリッシュによる今後の製品イノベーションの基盤としても採用する予定としている。

また、ブリッシュの子会社であるメディア「コインデスク(CoinDesk)」のデータ分析部門コインデスクデータ(CoinDesk Data)では、ソラナ上のトークンおよびステーブルコインに関するデータカバレッジ(データの網羅指標)やツールを強化していくという。

これにより、CeFi(中央集権型金融)およびDeFi(分散型金融)ユーザーの拡大を支援するとのこと。なおブリッシュは2023年11月20日に「コインデスク」の買収を発表していた。

ブリッシュは、ドイツ連邦金融監督庁(BaFin)、香港証券先物委員会(SFC)、ジブラルタル金融サービス委員会(GFSC)からライセンスを取得している暗号資産取引所だ。

同取引所は4月15日、デジタル証券取引所およびカストディ業務を展開する英アーチャックス(Archax)との提携を発表した。

この提携により、アーチャックスが発行するステーブルコインの流動性を、ブリッシュの自動マーケットメイカー(AMM)で強化するとしている。そして両社は、ステーブルコインの発行から取引までを包括するエコシステムを共同で推進していくとのことだ。

参考:ブリッシュ
画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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