ジュピターが「Jupiter Send」ローンチ、ウォレットなしにリンク・QRで送金可能に

Jupiter Exchangeが「Jupiter Send」をローンチ

ソラナ(Solana)の主要な分散型取引所(DEX)アグリゲーター「ジュピターエクスチェンジ(Jupiter Exchange)」が、暗号資産(仮想通貨)ウォレットを必要とせずにトークン送金を可能にする「ジュピターセンド(Jupiter Send)」のローンチを8月18日に発表した。同機能は「マジックリンク」と呼ばれる埋め込みリンクやQRコードを通じて、あらゆるトークンの送金を可能にするというものだ。

この技術は以前「ジュピターモバイル(Jupiter Mobile)」でのみ利用可能だったが、これまでに10万件を超えるトランザクションを生み出していた。今回の拡張により、より幅広いユーザーがこの機能を活用できるようになるとのことだ。

ジュピターセンドの最大の特徴は、その簡潔性にあるという。ユーザーは送信者からの標準的なガス代のみで、あらゆる量・種類の暗号資産を送金できるとのこと。また受信者はジュピターモバイルアプリをダウンロードし、リンクをクリックするかコードをスキャンするだけで、即座にトークンの受け取りが可能だ。

ジュピターエクスチェンジの主な用途には、友人や家族へのトークンギフト、商品やサービスの支払い、新規ユーザーのオンボーディングなどが含まれる。ガス代のみを必要とするほぼゼロコストの構造により、幅広い用途での経済的な利用が可能となっている。

利用方法は3つの簡単なステップで構成される。まずウェブサイトにアクセスしてSendタブをクリック、トークンを選択して金額を指定、最後にリンクを生成して受信者と共有する。なお請求されなかったギフトは、送信者によってキャンセルできるとのことだ。

ジュピターエクスチェンジは分散型取引所(DEX)プラットフォームの一つで、生涯取引高は1兆ドルを超えている。同プラットフォームはもともと、断片化されたさまざまなAMM(自動マーケットメーカー)やオーダーブックを統合し、ユーザーに最適な取引体験を提供することを目的として開発された。その後、パーペチュアル取引やモバイルアプリなど、複数の分野に事業を拡大している。

参考:プレスリリース
画像:iStocks/angel_nt

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この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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