DEX「Jupiter」、ソラナ基盤のNFTプラットフォーム「DRiP」買収

JupiterがNFTプラットフォームDRiP買収

Solana(ソラナ)基盤の分散型取引所(DEX)「ジュピター(Jupiter)」が、同じくソラナ上で展開するNFTプラットフォーム「ドリップ(DRiP)」を買収したと4月3日に発表した。なお買収額は公表されていない。

「ドリップ」は、ソラナの主要な分散型アプリケーション(dApps)のひとつであり、これまでにPudgy Penguins(パジーペンギンズ)やDoodles(ドゥードゥルズ)といった人気NFTプロジェクトのマーケティングキャンペーンを手がけてきた実績を持つ。

「ジュピター」は今回の買収を通じて、「ドリップ」で配布されてきたNFTを、同DEXのスワップ、モバイル、ポートフォリオ管理、さらには今後発表予定の新プロダクトに組み込む計画だという。

また「ジュピター」が新しいトークンローンチモデルを構築していく中で、「ドリップ」によるメディアとトークン化された配布の組み合わせが、コミュニティ形成にとって強力な力になると説明されている。

今回の買収は「ジュピター」チームの財務資産(トレジャリー)からの資金によって行われている。なお買収後も「ドリップ」の運営は継続され、「ジュピター」からの追加リソースとディストリビューション支援を受けるとのことだ。

NFT市場の取引量が減少する中、最近では海外の大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイビット(Bybit)が「バイビットNFTマーケットプレイス(Bybit NFT Marketplace)」のサービス終了を発表した。その他にもEthereum(イーサリアム)基盤のNFTマーケットプレイス「X2Y2」もサービスの提供を終了すると明らかにしている。

画像:PIXTA

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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