Grayscale Story Trustがローンチ
暗号資産(仮想通貨)運用会社のグレースケール(Grayscale)が、暗号資産ストーリー(IP)の私募型投資信託「グレースケール・ストーリー・トラスト(Grayscale Story Trust)」のローンチを7月31日に発表した。
IPは、EVM互換のレイヤー1(L1)ブロックチェーン「ストーリー(Story)」のネイティブトークンだ。ストーリーでは、クリエイターがIP(知的財産)をトークン化し、ブロックチェーン上で管理・活用できるようにするプロジェクト。同プロジェクト開発のIP管理システムである「Programmable IP License(PIL)」を使用することで、従来の法律に準拠しつつもブロックチェーンベースでのライセンス管理を可能にしている。
現在Grayscale Story Trustでは、適格投資家および認定機関投資家に対して、毎営業日ごとに新規投資を受け付けているとのこと。また同信託は、グレースケールの他の単一資産投資信託と同様に、IPトークンのみを投資対象とするとのこと。
Grayscale Story Trustのベンチマークインデックス(指数)は「CoinDesk Story (IP) Reference Rate」。また同信託の8月1日時点の1株当たりの純資産価値(NAV)は、18.06ドルである。
なおグレースケールは、Grayscale Story Trustを含め、単一の暗号資産に投資する信託を合計30銘柄取り扱っている。
— Story (@StoryProtocol) July 31, 2025
参考:グレースケール・Grayscale Story Trust・グレースケール製品一覧
画像:iStocks/olegback・Who_I_am