シャープリンクがイーサリアム財団からETH購入、総保有数21万5,634ETHに

SharpLink GamingがETH取得

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)を主要な財務準備資産として採用する米ナスダック上場企業シャープリンクゲーミング(SharpLink Gaming:以下シャープリンク)が、ETHの追加購入を7月11日に発表した。

シャープリンクは、スポーツベッティングやオンラインカジノ事業者向けマーケティング支援を展開する企業。また同社は、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)に次ぐ全世界第2位のETH保有企業であり、世界最大のETH保有上場企業だ。

今回シャープリンクは、OTC(店頭)取引を通じてイーサリアム財団から、10,000ETHを約2,572万ドル(約37.8億円)で購入したとのこと。手数料と経費を含む1ETHあたりの取得額は、約2,572ドル(約37万円)となっている。

これによりシャープリンクのETH合計保有量は、21万5,634ETH(約558億円)に拡大したとのこと。

なお今回の取引は7月10日に完了しており、ETH相場が一時的に3,000ドル(約44万円)手前まで上昇する直前のタイミングで実施された。なお記事執筆時点のETH価格は約3,006ドル(約44.2万円)となっている(7月4日12:17 コインマーケットキャップ調べ)。

なおシャープリンクは7月8日、ATMファシリティを通じて約6,400万ドル(当時約94億円)を調達したと発表。同社は、調達の一部である3,720万ドル(当時約54.6億円)相当を、8日の週に予定していたETH購入に充てると発表していた。今回の10,000ETHの取得は、その資金が活用されたものとみられる。

ATMファシリティとは、企業が市場価格に近い価格で、登録済みの株式を少量ずつ発行して資金を調達できる仕組みである。

なおシャープリンクは資金調達の発表時に、ETHの追加購入を報告している。同社は6月28日から7月4日までの期間に、7,689ETHを約1,923万ドル(当時約28.2億円)で購入したという。

参考:シャープリンクコインマーケットキャップ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
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