エミレーツ航空がCrypto[.]comと提携、暗号資産決済導入に向け

Emiratesが暗号資産決済導入へ

ドバイのエミレーツ(Emirates)航空が、決済システムへの暗号資産(仮想通貨)導入に向け、海外暗号資産取引所クリプトドットコム(Crypto.com)と覚書(MoU)を締結したと7月9日に発表した。

この提携によりエミレーツ航空は、2026年に自社の決済システムへクリプトドットコム提供の暗号資産決済ソリューション「クリプトドットコムペイ(Crypto.com Pay)」を統合する予定とのこと。

また両社は「クリプトドットコムペイ」の利用促進に向けて、キャンペーンやプロモーションの活用についても連携して取り組む予定だという。

今回の覚書は、エミレーツ航空副社長兼最高商務責任者アドナン・カジム(Adnan Kazim)氏と、クリプトドットコムのUAE事業社長モハメド・アル・ハキム(Mohammed Al Hakim)氏によって署名されたとのこと。

なお署名は、エミレーツ航空およびグループの会長兼最高経営責任者であるアフマド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム(Ahmed bin Saeed Al Maktoum)殿下と、エミレーツの最高財務グループサービス責任者マイケル・ドアサム(Michael Doersam)氏の立ち会いのもと行われたという。

クリプトドットコムは5月12日、ドバイ財務局(DOF)とMoU締結を発表。この覚書は、ドバイ政府がデジタルポータル上に、ステーブルコインを活用した支払いチャネルを導入するための枠組みを提供するものとなっている。

クリプトドットコムによると、この取り組みはドバイが推進するキャッシュレス戦略の一環だという。また、暗号資産を活用した金融取引を促進することで、ドバイにおける完全なデジタルキャッシュレス社会への移行を後押しするものだと説明されている。

またクリプトドットコムは3月、同社のドバイ法人がドバイ暗号資産規制機関(Dubai Virtual Asset Regulatory Authority:VARA)から、デリバティブ商品の提供に関する限定ライセンス取得完了を発表した。

参考:エミレーツ
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
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