NFTマーケットプレイス「TofuNFT」がサービス終了へ

「TofuNFT」がサービス終了へ

NFTマーケットプレイス「tofuNFT」が5月31日をもってサービス終了することが公式Xより5月13日に発表された。

コインジンジャ(COINJINJA)運営の「tofuNFT」は30以上のEVM互換チェーンに対応するマルチチェーンNTFマーケットプレイスだ。2022年4月には取引量として累計100億円に達していた。

なお今回の発表で「tofuNFT」から「Oasys」のユーザーに対して、NFTマーケットプレイス「X2Y2 Pro」の代替利用が推奨されている。

2024年から2025年にかけ、NFT市場は大幅に取引量が減少している。2025年第1四半期には、NFT売上高が前年同期比で63%減少。特に2025年3月には前年16億ドルから3億7,300ドルとなり、前年同期比で76%の減少が報告されている。

そんな中、今年に入り複数のNFTプロジェクトやマーケットプレイスが運営終了を発表している。

今年1月には、Nike傘下のWeb3ファッションブランド「RTFKT(アーティファクト)」がNFT市場の低迷とファッションNFTの需要減少により、運営を終了。2月には大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)運営の「Kraken NFT Marketplace」が閉鎖。続いて4月8日には同じく大手暗号資産取引所バイビット(Bybit)運営の「Bybit NFT Marketplace」が閉鎖した。そして4月30日には「X2Y2」がサービス終了している。

なおコインジンジャは昨年9月、新会社「株式会社X2Y2Japan」の設立予定を発表。同新会社では、ソニーブロックソーリューションズラボ(Sony Block Solutions Labs)開発のイーサリアム(Ethereum)レイヤー2ブロックチェーン「ソニューム(Soneium)」上の NFTマーケットプレイス「Sonova」運営に加え、法人向けのNFTマーケットプレイス構築およびソリューション提供を中心に展開している。 

画像:iStocks/Ket4up

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
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ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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