香港SFC、ChinaAMCの「イーサリアム現物ETF」にステーキング機能承認

香港でETH現物ETFにステーキング機能初承認

香港証券先物委員会(SFC)が、中国資産運用会社チャイナアセットマネジメント(ChinaAMC)が運用する暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の現物価格に連動するETF(上場投資信託)について、ステーキング機能の提供を承認した。ステーキング業務を担う暗号資産取引所OSLが4月16日に発表した。

なおOSLは、SFCから認可を受けた暗号資産取引所であり、個人向けサービスの提供が可能なプラットフォームとして認定されている。

今回の承認により同ETFは、香港における初のステーキングに対応した暗号資産の現物ETFとして、今年5月15日よりサービスを開始する予定とのこと。OSLのステーキングサービスを通じて、投資家は保有するETHをネットワークに参加させることで報酬の獲得が可能となる。

なおOSLは、機関向けのステーキングインフラプロバイダーであるキルン(Kiln)との戦略的提携により、ETHのステーキングサービス提供を実現している。

なお香港ではOSLの他に、同じくSFC認可の暗号資産取引所であるハッシュキーエクスチェンジ(HashKey Exchange)も、暗号資産のステーキングサービス提供に関する認可取得を4月10日に発表している。

参考:OSL
画像:PIXTA

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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