分散型オーダーブック「Orderly Network」、EVM互換L1「Sonic」に導入

Orderly NetworkがSonicに導入

「オーダリーネットワーク(Orderly Network)」提供のクロスチェーンオーダーブックが、EVM (イーサリアムヴァーチャルマシン)互換のレイヤー1(L1)ブロックチェーンである「ソニック(Sonic)」で展開された。「オーダリーネットワーク」が1月20日に発表している。

これにより、「オーダリーネットワーク」のクロスチェーンオーダーブックから供給される流動性が、「ソニック」に供給されるとのこと。

そして「ソニック」上のプロジェクトは、「ソニック」ネットワークの流動性に制約されることなく、DEX(分散型取引所)やパーペチュアルプロトコルといった取引ソリューションを構築可能になったという。また「ソニック」ユーザーは、スリッページなしで資産をスワップする機能など強化された取引機会にアクセスできるとのこと。

「オーダリーネットワーク」は、ブロックチェーン全体の流動性を1つのオーダーブックに統合するオムニチェーン取引インフラを提供するプロジェクト。

「オーダリーネットワーク」が提供する「パープスオムニチェーンオーダーブック(Perps Omnichain Orderbook)」は昨年12月に、ソラナ(Solana)メインネットでローンチされており、EVMチェーンと非EVMチェーンを統合した単一のオーダーブックを実現している。これによりソラナユーザーは、ブリッジやラッピングなしで、各チェーンのトークン資産を直接活用した取引が可能となった。

ソニックとは

「ソニック」は、最大10,000TPS(1秒あたりのトランザクション量)の処理能力、1秒未満のファイナリティ(最終確定時間)、そしてイーサリアム(Ethereum)とのネイティブな相互運用性を特徴とするL1ブロックチェーン。

「ソニック」の独自トークン「S」は、トランザクション手数料の支払いやステーキング、バリデータの運用、ガバナンスへの参加などに利用可能だ。

参考:オーダリーネットワーク
画像:PIXTA

関連ニュース

関連するキーワード

#S

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【2/14話題】コインベースの第4四半期利益は予想上回る結果、CZの愛犬関連のミームコイン発行など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored