PBADAOが韓国のMUREPA KOREAとカーボンクレジット市場における戦略的提携発表、アプリ「Pucre」ポイント活用

PBADAOが韓国のMUREPA KOREAと提携

Web3ウォレットなどブロックチェーン関連ソリューションやアプリを提供するパバダオ(PBADAO)が、ミューレパコリア(MUREPA KOREA)とカーボンクレジット市場における協力に関する覚書(MOU)締結を1月22日発表した。締結は米国ラスベガスで開催された「CES 2025」の会場にて1月10日実施された。

今回の提携は両社のリソースを活用し、PBADAO開発のソーシャルファイナンスアプリ「Pucre(プクレ)」内で生成されるポイントを、事業のカーボンオフセットに活用した新たなエコシステムの実装を目的としたものだという。

パバダオが開発する「Pucre」は、歩くなどで、ポイントが貯まり、同時に自然環境にファンディングされるソーシャルファイナンスアプリだ。ユーザーは複雑なタスクではなく、「歩く」「チェックイン」「お買い物」などという日常的に実施されるアクションでポイントを受け取りながら、環境に貢献することが可能。獲得したポイントはPucreアプリ内の「Pucre Market」や実店舗、連携するEコマースサイトで利用することができる。

「Pucre」アプリ画面(公式サイトより)

なお編集部が取材したところ、「Pucre」にはバックエンドでカーボンクレジットトークンやWeb3ウォレット機能が実際に利用されているという。さらに今後これらのWeb3機能を活用しサービスを拡張していく予定とのことだ。

またミューレパコリアは、韓国の気候危機・炭素データ専門企業だ。同社は気候危機シナリオモデルとEEIO(環境産業連関分析)データ生産のノウハウを保有しているという。これらのEEIOデータの活用により、既存の炭素排出量算定に対する新しい方向性提示や、正確で簡便なScope3排出量測定および削減ソリューションを提供しているとのこと。

今回の提携で両社は、ゲームと現実世界を融合させたカーボンクレジット事業を推進し、気候変動問題に挑むと同時に、持続可能な社会の実現に向けて取り組むと発表している。

提携についてパバダオのCEO 芳賀真氏は「まさか、ラスベガスにてこんなにも素晴らしい出会いがあるとは思いもしませんでした。サービスの進化、海外展開に向けて、とてもワクワクしています」とコメントしている。

またミューレパコリアのCEO パク・ジヨン氏は「初めて参加したCESで、PBADAOと協業できることを大変嬉しく思います。両社の協力により、新たなグリーン市場を創出し、グローバル市場において先進的なビジネスモデルを提案していきます」とコメントしている。

参考:プレスリリース

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