スタンダードチャータードがEUでデジタル資産カストディ提供へ、ルクセンブルクでライセンス取得

スタンダードチャータードがEUでデジタル資産カストディ提供へ

スタンダード・チャータード(Standard Chartered)銀行が、ルクセンブルクでデジタル資産カストディサービス提供に関するライセンスを取得したと1月9日に発表した。

これにより同行は、暗号資産およびデジタル資産カストディサービスをEU(欧州連合)の顧客に提供するため、EUにおける規制上の窓口としてルクセンブルクに新会社を設立するとのこと。これはEUで全面施行された暗号資産の規制枠組み「暗号資産市場規則(Markets in Crypto-Assets:MiCA)」を受けての動きであるという。

なお「コインテレグラフ」の報道によると同新会社によるカストディサービスでは、当初はビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)に限定して提供するとのことだ。

スタンダード・チャータードは昨年9月、アラブ首長国連邦(UAE)でデジタル資産のカストディサービスを提供開始していた。なお英国のヘッジファンドの暗号資産(仮想通貨)およびデジタル資産部門であるブレバン・ハワード・デジタル(Brevan Howard Digital)が、同サービスにおける初のクライアントとなっている。

参考:スタンダードチャータード銀行
画像:iStocks/Mrinal-Pal

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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