Coincheckが「かんたん本人確認」の提供開始

Coincheckがアプリ上で本人確認が完結する「かんたん本人確認」の提供を開始したことを発表

1月29日より、Android版にて提供を開始し、2月下旬頃にiOS版の提供を開始する予定となっている。

「かんたん本人確認」は、Coincheckアプリ上でユーザーの顔と本人確認書類の静止画および動画を撮影し、必要事項を入力するだけで本人確認を完了させることが可能となる。「eKYC(Electronic Know Your Customer)」サービス。

郵便を利用した従来の本人確認では、取引の開始までに最短でも2日を要していたが、「かんたん本人確認」では最短即日で取引を開始することが可能となる。

編集部のコメント

「かんたん本人確認」は、日本電気株式会社(NEC Corporation)の「Digital KYC」を利用しています。

NECのサイトによると、Digital KYCは、顔の認証性と個人情報の秘匿性が優れているようです。実際に2017年、米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した動画顔認証技術のベンチマークテストにおいて、認証精度99.2%と、他社を大きく引き離す第1位の性能評価を獲得しました。これまでの静止画の顔認証テストに続き、4回連続の世界一を獲得しました。

そして、Digital KYCの仕組みとしては、スマホで撮影した顔は、ハッシュ化され、そのハッシュ化された情報と本人確認書類を組み合わせて、KYCとなります。このDigital KYCは、実証実験で三井住友フィンアンシャルグループ傘下の三井住友銀行や三井住友カードが社員食堂の決済時に利用されました。

さらに、LINE Pay社もDigital KYCを導入しています。このように、キャッシュレス化やデジタル化が進む社会において、簡単かつ正確に個人認証が行えるサービスは不可欠だと、あたらしい経済編集部は考えます。

コメント:竹田匡宏(あたらしい経済)

(images:inkoly)

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/19話題】アプトスラボが金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンスが違約金支払いインド再参入かなど

アプトスラボ、マイクロソフト・SKテレコム・ボスコンらと提携。金融機関向けプラットフォーム「Aptos Ascend」構築へ、バイナンス、約3億円の違約金を支払いインド再参入か=報道、バイナンスがドバイでVASPライセンス取得、個人投資家にもサービス提供可能に、バイナンス、トークンローンチプラットフォーム「Megadrop」公開。「BounceBit(BB)」取扱へ、イーサリアムのモバイルOS開発「ethOS」、web3スマホ「ethOS phone」発売開始、米クラーケン、独自開発のセルフカストディウォレット「Kraken Wallet」リリース、OKX、レイヤー2ブロックチェーン「X Layer」ローンチ