イーサリアム財団、アイゲンレイヤーとの利益相反懸念にコメント

正式なポリシーに関する最新情報を近日報告へ

イーサリアム(Ethereum)の研究者2名が、リステーキングプロトコルであるアイゲンレイヤー(EigenLayer)のアイゲン財団(Eigen Foundation)のアドバイザーに就任し、相当額の独自トークン「EIGEN」を受け取るとの発表を受けて、イーサリアム財団(Ethereum Foundation)が声明を出した。

イーサリアム財団は、イーサリアムとその関連技術をサポートする非営利団体だ。イーサリアムの初期の開発に資金を提供しており、現在もプロトコルの方向性に影響力を持っている。

イーサリアム財団のエグゼクティブ・ディレクターである宮口あや氏は5月24日、「イーサリアム財団の信頼できる中立性は、私たちがエコシステムにおいて役割を果たすために不可欠だ。私たちは潜在的な利益相反についての現在の話題を認識しており、コミュニティの懸念を共有する」とXにて報告。「文化や個人の判断に依存することが十分でないことは明らかであり、私たちはしばらくの間、この問題に対処するため正式なポリシーに取り組んできた」とし、この作業を迅速に行い、近日中に最新情報を報告する予定だと述べている。

イーサリアム財団の研究者であるジャスティン・ドレイク(Justin Drake)氏とダンクラッド・ファイスト(Dankrad Feist)氏は、アイゲンレイヤーと顧問関係を築き、その見返りとして数百万ドルの「大きな価値のあるEIGENトークンインセンティブ」を受け取ったと、それぞれXにて報告していた。

ドレイク氏は「アイゲンレイヤーがイーサリアム財団を組織的に『買収』・『堕落』させようとしているかと懸念を抱く人がいるかもしれない」とした上で、同氏の知る限り、「現在300人を超える大きな組織のイーサリアム財団の内の3名がアイゲンレイヤーと正式な関係を持っている」と述べた。

さらにドレイク氏は「イーサリアム財団の人々は、私の知る限り最も誠実な人々であり、アイゲンレイヤーと正式に関わる1%のイーサリアム財団の人物がモラルを損なうとは思えない」と続けている。

なおファイスト氏は「私はイーサリアム財団を代表せず、リスクと分散化に重点を置いて、個人的にこの立場(アイゲンレイヤーのアドバイザー)を取っている」と述べている。

両氏のXのポストへのリプライには、アイゲンレイヤーから金銭を得ることで、リステーキングのリスクに関する分析や、イーサリアムのコアプロトコルに関する作業に影響が出るのではないかといった懸念の声も数多く上がっている。

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images:iStocks/Ethereum

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
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