バイナンスにイーサL2「Metis(METIS)」上場

バイナンスにMETIS上場

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(Binance)が、暗号資産メティス:Metis(METIS)の取り扱いを世界協定時で3月11日12:00(日本時間で同日21:00)に開始した。

METISは現物取引にてMETIS/BTC、METIS/USDT、METIS/FDUSD、METIS/TRYの取引ペアが取り扱われている。

METISの入金は開始しており、出金については3月12日12:00(世界協定時)に開始されるとのことだ。

なおMETISは、バイナンスに上場している他のトークンよりも高いボラティリティと高いリスクをもたらす可能性のあるトークンを表す「シードタグ」が適用されている。

ユーザーが「シードタグ」適用のトークンを取引するには、バイナンススポットまたはバイナンスマージンプラットフォームにて90日ごとに出題されるクイズに合格し、利用規約に同意する必要があるとのことだ。

メティスは、スケーリング技術「オプティミスティックロールアップ(Optimistic Rollup)」を採用したイーサリアム(Ethereum)のL2ネットワーク。EVMと互換性があるためイーサリアムで利用できるスマートコントラクトや開発ツールなどがそのまま利用できる。

なおメティスでは、ネットワークのガス代(ネットワーク手数料)はブリッジしたイーサリアム(ETH)ではなくネイティブトークンとなるMETISが利用されている。

ちなみに同ネットワークのTVL(預かり資産額)は、現在のL2ネットワークのなかで7番目となる10.7億ドル(約1,575億円)となっている(2024/3/12 11:30コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

参考:バイナンス
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【12/15話題】リップルやサークルらが連邦信託銀行の条件付承認、SECの個人投資家向け暗号資産カストディ解説資料など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

Sponsored

米DTCC子会社DTC、SECからノーアクションレター取得。規制下のトークン化サービス検証へ

米国の金融市場インフラを担うデポジトリー・トラスト・アンド・クリアリング・コーポレーション(Depository Trust & Clearing Corporation:DTCC)が、子会社であるデポジトリー・トラスト・カンパニー(Depository Trust Company:DTC)について、米証券取引委員会(SEC)の取引市場部門スタッフからノーアクションレターを取得したと12月11日に発表した