コイントレード、アバランチ(AVAX)のステーキングサービス提供開始

コイントレードがAVAXのステーキングサービス提供開始

国内暗号資産(仮想通貨)取引所CoinTrade(コイントレード)提供のステーキングサービス「コイントレードステーク(CoinTradeStake)」にて、暗号資産アバランチ(AVAX)の取り扱いが開始した。同取引所運営のマーキュリーが11月29日発表した。

なお今回のAVAXの取り扱い開始により「コイントレードステーク」は、国内では最多となる10銘柄の暗号資産を取り扱うステーキングサービスになった。

発表によるとAVAXのステーキングによる想定年率は5%になるとのこと。最小申込数量は1AVAXからとなっており、ロック期間は95日に設定されている。

なおステーキングとは、「バリデーター」と呼ばれるユーザーが、対象となる暗号資産を一定量保有(ロック)することで取引記録のブロック生成プロセスに参加し、報酬を得る行為のことだ。コンセンサスアルゴリズムの「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」を採用するブロックチェーンで実行が可能となっている。なおコンセンサスアルゴリズムとは、暗号資産のブロックを追加する際の合意形成のアルゴリズムである。

暗号資産取引所が提供するステーキングサービスは、ユーザーからトークンをプールに集め、ネットワークにまとめて預け入れる形式をとる。そのためユーザーはステーキング参加に本来必要な暗号資産保有量を持たなくとも、少額でステーキング報酬が得られる。

今回のAVAX取り扱い開始により「コイントレードステーク」では、合計10銘柄の暗号資産をサポートすることになった。

現在「コイントレードステーク」ではAVAXの他、パレットトークン(PLT)、アイオーエスティー(IOST)、ポルカドット(DOT)、カルダノ(ADA)、テゾス(XTZ)、ポリゴン(MATIC)、ヘデラ(HBAR)、ニア(NEAR)、イーサリアム(ETH)が取り扱われている。

なおMATIC・HBAR・NEARについては、国内取引所において「コイントレードステーク」のみがステーキング可能である。

またコイントレードの暗号資産販売所においては、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、カルダノ(ADA)、パレットトークン(PLT)、アイオーエスティー(IOST)、ポルカドット(DOT)、テゾス(XTZ)、ヘデラ(HBAR)、アバランチ(AVAX)、ポリゴン(MATIC)、ニア(NEAR)の14銘柄が取り扱われている。

関連ニュース

参考:コイントレード
images:iStocks/Lidiia-Moor

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

BNY、ステーブルコイン準備金専用マネーファンドを提供開始

米金融サービス大手バンク・オブ・ニューヨーク(BNY)が、ステーブルコイン発行者向けの準備金運用に特化したマネーマーケットファンド「バンク・オブ・ニューヨーク・ドレファス・ステーブルコイン・リザーブ・ファンド(BNY Dreyfus Stablecoin Reserves Fund:BSRXX)」を提供開始すると11月13日に発表した

ジェフリー・エプスタイン、暗号資産税制への影響力行使を模索していたか。財務省への働きかけも=報道

米国で未成年者人身売買などの罪で起訴され、2019年に収監中に死亡した金融実業家ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)氏が、2010年代後半に暗号資産(仮想通貨)政策や税制をめぐる議論に関与していたことが、米議会が公開した新たなメール群から明らかになった