DEXのSushi、「ファイルコイン(FIL)」に展開

スシが「ファイルコイン」に展開

分散型取引所(DEX)の「スシ(Sushi)」が、分散型ストレージネットワーク「ファイルコイン(Filecoin)」上にローンチしたことを11月9日に発表した。なお「ファイルコイン」上にDEXがローンチされたのは、今回の「スシ」が初の事例となる。

「ファイルコイン」は、2020年にプロトコルラボ(Protocol Labs)のフアン・ベネト(Juan Benet)氏がローンチした、分散型ストレージネットワークだ。「IPFS(InterPlanetary File System)」と呼ばれる分散型ファイルストレージネットワークを利用して、ユーザー同士でストレージの貸し借りが行える。

また同ネットワーク上では、イーサリアムバーチャルマシン(EVM:Ethereum Virtual Machine)互換の仮想マシン「ファイルコインバーチャルマシン(FVM:Filecoin Virtual Machine)」が2023年3月にローンチした。これにより現在同ネットワークは、EVM用のスマートコントラクトがサポートされている。

「スシ」の発表によると同プロトコルは、「ファイルコイン」上でバージョン2の自動マーケットメーカー(AMM)と、集中流動性プールを備えたバージョン3のAMMの両方を提供しているという。

また「スシ」独自のクロスチェーンスワップ「スシクロススワップ(SushiXSwap)」も「ファイルコイン」をサポートする予定とのこと。これにより「ファイルコイン」と、イーサリアム(Ethereum)、アービトラム(Arbitrum)、ポリゴン(Polygon)など30以上のネットワークとがチェーンを跨いでトークンスワップを実施可能になる予定とのことだ。

なお「スシ」は「ファイルコイン」でのサポート開始を記念して、web3クレデンシャルデータネットワーク「Galxe(ギャラクス)」にて記念NFT配布イベントを実施している。「スシ」を利用することや、「スシ」及び「ファイルコイン」の公式Xをフォローするなどのタスクをクリアすることで記念NFTを受け取ることが可能だ。

なお現在「ギャラクス」は「ファイルコイン」をサポートしておらず、NFTはアービトラムネットワーク上でミントされるとのことだ。

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参考:スシブログ
images:iStocks/SiberianArt・artacet

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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