マイニング大手Bitmain、ファイルコイン(FIL)のマイニングに参入

ビットメインがファイルコインのマイニングに参入

マイニング機器の製造販売を行う企業ビットメイン(Bitmain)が、ファイルコイン:Filecoin(FIL)のマイニング分野に参入し、マイニング機器の新モデル販売を7月20日のツイートにて明かした。

今回販売となったマイニングマシン「オンラック・ファイルコイン・マイナー(On-rack Filecoin Miner)」のハッシュレートは4,300T(テラハッシュ)で、価格は38,888ドル(約550万円)とのことだ。なおハッシュレートとは、マイニングをする際の1秒あたりの計算力・採掘速度のこと。テラハッシュは1秒あたりの計算回数が1兆回となる。

またビットメインはマイニングマシンに加え、月額0.5%のデリゲート(委任)ステーキングを導入。これによりユーザーはトークンをマイニングプールプラットフォームのアンチプール(ANTPOOL)などの第三者に預けることができる。

なお同マシンは7月21日午前10時(EST:米国東部標準時)より発売されている。

ファイルコインについて

「ファイルコイン(Filecoin)」は、2020年にプロトコルラボ(Protocol Labs)のフアン・ベネト(Juan Benet)氏がローンチした、分散型ストレージネットワークだ。「IPFS(InterPlanetary File System)」と呼ばれる分散型ファイルストレージネットワークを利用して、ユーザー同士でストレージの貸し借りを行うことができる。

ストレージ容量の利用にFILが使用される他、貸し出したストレージ容量に基づいてマイニング報酬としてFILが付与される。

なお2017年8月にはICOを実施しており、約282億円の資金調達に成功している。

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参考:On-rack Filecoin Miner
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Samuil_Levich

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

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