米コインベース、ビットコインSV(BSV)のサポート終了へ

コインベースがBSVのサポート終了へ

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のコインベース(Coinbase)が、暗号資産ビットコインSV:Bitcoin Satoshi’s Vision(BSV)のサポート終了を11月6日発表した。コインベースが同銘柄の取引ユーザーに向けて送信したメールの内容により分かった。

メールによるとコインベースユーザーは、2024年1月9日12時(米国東部標準時)までにBSVを出金する必要があるとのこと。ユーザーが出金せずにコインベースアカウントに残したBSVは、コインベースが清算することになるという。

なお清算後のBSVは、コインベースでサポートされている別の暗号資産(同等価格)に変換し、取引コストを差し引いた額がユーザーのコインベースアカウントに返金されるとのことだ。

BSVはビットコインのハードフォークによって誕生したビットコインキャッシュ(BCH:Bitcoin Cash)が、その後ハードフォークしたことによって2018年11月に誕生した暗号資産だ。自らをサトシ・ナカモトであると主張するクレイグ・ライト(Craig Wright)氏らが開発し、ハードフォークを行った。

BSVはビットコインキャッシュなどに比べ、ブロックサイズが大きく手数料が安いブロックチェーンである。しかしビットコインやビットコインキャッシュに比べ、時価総額は低い(11/9 コインマーケットキャップ調べで1,511億円)。

ちなみに国内暗号資産取引所においてBSVは、ビットトレードでのみ取り扱われている銘柄だ。

関連ニュース

images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる