米セキュリタイズが三菱東京UFJ・野村HD・KDDIなどから資金調達、ビットフライヤーUSとヨーロッパが新規銘柄取扱、ビットコインが25日未明下落などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

デジタル証券プラットフォーム米セキュリタイズが三菱東京UFJ、野村HD、KDDIなどから1400万ドルの資金調達

・サンフランシスコに拠点を置くSecuritize(セキュリタイズ)は、三菱UFJイノベーション・パートナーズ(MUIP)と野村HD、スペインのサンタンデール銀行が運営するベンチャーキャピタルを含む投資家グループから1400万ドル(約15億円)の資金を調達すると発表

・Coindeskの取材によると、SecuritizeのCEOは「従来のブロックチェーンネイティブな投資家だけでなく、サンタンデール銀行やMUFG、野村が投資家として参加してくれることは従来の金融マーケットにとって、新たなデジタル証券システムがどれだけ優れているかを実証してくれています。そして、投資家たちは私たちが産業を牽引する技術を開発し続け、社会に適用させてくれると確信しています」とコメント

・三菱UFJイノベーション・パートナーズのCEOは「デジタル証券は金融市場において分散型台帳技術の最も確信的なユースケースになっていくでしょう。Securitizeは、この領域で最も革新的な進化を遂げているプロバイダー企業です。Securitizeへの投資を通じて、MUIPは戦略的な関係を確立し、将来のさらなるコラボレーションを促進しようとしています。」とコメント

・あたらしい経済編集部の取材に、SecuritizeのCEOは応じてコメント。「日本は、世界で3番目に大きい経済大国です。そして、日本はブロックチェーンを含む高度にデジタル化されたテクノロジーの早期採用者であり、現在5つの超強力な投資家が存在しています。そして、来年初頭に新しいセキュリティトークン市場に関する法律が可決されます。さらに、私は25年前に10年間日本に住んでいました。東京工業大学に留学のためです。第二の故郷と言えます」とコメント

Everledger(エバー・レッジャー)がテンセント、楽天、ブルームバーグなどから2000万ドルの資金調達

・原産地追跡プラットフォームのEverledger(エバーレッジャー)は、Tencent(テンセント)の主導したシリーズAラウンドで、2,000万ドル(約21億5400万円)の資金調達。今回の資金調達ラウンドには、Bloomberg Beta(ブルームバーグ・ベータ)、楽天、Fidelity(フィデリティ)、Graphene Ventures(グラフェン・ベンチャーズ)、Vickers Venture Partners(ヴィッカーズ・ベンチャー・パートナーズ)が参加

・イギリスを拠点とするエバーレッジャーは、ブロックチェーンを利用してダイアモンドが真正かどうかを認証するプラットフォームとして出発。その後、鉱物、ワイン、芸術作品などの原産地証明のための技術開発にフォーカスしてきた。2016年にマスターカードのアクセラレータープログラムにも参加

・EverledgerのCEOのリアン・ケンプ氏は「この発表は、我々がこれまで業界にコミットしてきた結果であり、今後の業界をより発展させていき、グローバル市場へのコミットメントをより強化していくものです。そして、このような強力な投資家が今の段階で我々に協力してくれるということは、我々のこれまでのコミットメントを評価して、将来の方向性にも強く同意してくれているのだと思います」とコメント

ブロックチェーンカードゲーム「Gods Unchained」の開発会社が、ナスパーズらから1500万ドルの資金調達

・ブロックチェーントレーディングカードゲーム「Gods Unchained」(ゴッズアンチェインド)を運営開発するImmutable(イミュータブル)が、1,500万ドル(約16億円)の資金調達を行なったことを公式ミディアムで発表

・この資金調達ラウンドは、ベンチャーキャピタルNaspers Ventures(ナスパーズベンチャーズ)とGalaxy Digital(ギャラクシーデジタル)が主導し、Apex Capital(アペックスキャピタル)なども参加した。なおNaspers VenturesはTencentの最大株主である

・Immutableは今回調達した資金を、Gods Unchainedと独自ブロックチェーンプラットフォームであるImmutable Platformのさらなる開発とマーケティングに使う予定ということだ

・THE BLOCKの報道によると、同社のマーケティング担当副社長タイラー・パーキンス氏は、以前180万ドルを調達したと語っており、今回のシリーズAラウンドと合わせると計1,680万ドルとなるとのこと

ビットフライヤーUSとヨーロッパが、新規銘柄の取り扱いを開始

・ビットフライヤーUSとビットフライヤーヨーロッパが新規銘柄の取り扱いを開始したことを発表

・ビットフライヤーUSでは、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)が上場

・ビットフライヤーヨーロッパでは、Bitcoin Cash(BCH)、Ethereum Classic(ETC)、Litecoin(LTC)、Lisk(LSK)、Monacoin(MONA)が上場した

ビットコインが25日未明に約1時間で14万円近い下落

・仮想通貨ビットコインが9月25日3時30分ごろに約1時間で14万円近い大幅下落をし、一時約86万円まで値段を下げた。また他のアルトコインもそれに引きづられてか下落している

・現在(9月25日13時時点)は90万円代前半まで回復している

 

※詳しくはニュース解説は以下のラジオでお楽しみください

ラジオ再生は以下から(再生ボタンを押して10秒程度お待ちください)

Apple Podcastで聴く

Apple の Podcastでも配信しております。以下から購読いただくことで、お気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Apple Podcastを聴く

https://itunes.apple.com/jp/podcast/id1418374342?mt=2

Android スマートフォンで聴く

Android スマートフォンでもGoogle PlayよりPodcastアプリをインストールいただくことでお気軽にラジオをお楽しみいただけますのでぜひご利用ください。

→Android スマートフォン Podcastを聴く

(images:iStock / artsstock)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

ブロックチェーン、仮想通貨(暗号通貨)、トークンエコノミー、評価経済、シェアリングエコノミーなどの「あたらしい経済」をテーマにしたWEBメディアです。「あたらしい経済」モデルやそこでの稼ぎ方、そこで未来を切り開く人々のエピソード、あたらしい時代における働き方や学ぶべきことなどを、紹介します。これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

合わせて読みたい記事

【4/26話題】コンセンシスがETH規制でSECを提訴、米国政府マネーファンドがP2Pで転送可能になど

米コンセンシス、イーサリアム(ETH)規制めぐり米SECを提訴、フランクリン・テンプルトン、「米国政府マネーファンド」をP2Pで転送可能に、オーケーコインジャパンにオプティミズム(OP)上場へ、国内3例目、米決済ストライプ、「USDC支払い」今夏から導入へ、Fireblocks、機関向けのDeFiセキュリティ機能を拡張、アーサーヘイズ、ビットコインの強気相場続くと予想、コスモス「IBC」でトークン無限発行のバグ修正、アシメトリックリサーチ報告、ビットコインの改善提案「BIP420」公開、スマコン追加やゼロ知識証明など実装に向け、エルサルバドル、公式デジタルウォレット「Chivo」のソースコード流出、米SEC、テラフォームラボと創業者に約53億ドルの支払い命じる