Pacific Meta、イミュータブルとのエコシステムパートナーシップ締結

Pacific Metaがイミュータブルと協業

web3領域の戦略コンサルティング及びマーケティング支援を行うパシフィックメタ(Pacific Meta)が、Web3ゲームプラットフォーム開発企業イミュータブル(Immutable)とのエコシステムパートナーシップ締結を9月19日発表した。

この提携によりパシフィックメタは、イミュータブルのエコシステムパートナーの日本進出におけるマーケティングサポートや新たなプロジェクト発足を行っていくとのこと。

パシフィックメタは「イミュータブルを採用するWeb3ゲーム開発者に対してより多くの選択肢とリソースを提供し、グローバルゲーム業界へのさらなる貢献に努めて参ります」と述べている。

イミュータブルは、イーサリアム(Ethereum)レイヤー2スケーリングソリューションのイミュータブルエックス(Immutable X)を開発する企業。

同社は昨年6月、5億ドル(当時約675億円)規模のweb3ゲームファンドを立ち上げている。

またイミュータブルは今年3月、ポリゴン(Polygon)ネットワークの開発者チームであるポリゴンラボ(Polygon Labs)と提携。これにより、ポリゴンの技術を利用したweb3ゲーム用の新しいEVM(イーサリアム仮想マシン)互換のネットワーク「Immutable zkEVM」を構築するとし、6月に同ネットワークのテストネットをローンチした。

なお「Immutable zkEVM」は、「ゼロ知識証明(zero-knowledge proof:zkp)」を活用した「zkロールアップ(zk-rollup)」を使用したweb3ゲーム用のブロックチェーン。より速く、簡単に、少ないリスクでweb3ゲームの開発を行えるように設計されているという。

また「Immutable zkEVM」は、EVM(Ethereum Virtual Machine)互換性があるネットワークであるため、イーサリアムやその他EVM互換チェーンで使用してきた開発ツールやプログラミング言語を使用してアプリケーション開発を行うことができるとのことだ。

ちなみに「ロールアップ」とは、元となるブロックチェーンのセキュリティなどを活用しながら、ガス代(ネットワーク手数料)やネットワークの混雑解消を図るスケーリング技術である。

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参考:パシフィックメタ
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Lidiia-Moor

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
副編集長
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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