リクルートがBlockstackへ出資、ビットポイント台湾がビットポイントジャパンを提訴か、NEMを活用した写真投稿型SNS「nemgraph」ローンチなどのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

リクルートがBlockstackへ出資

・株式会社リクルートが、ブロックチェーン技術を利用した分散コンピューティングネットワークを提供するBlockstack networkへ出資を行ったことを発表

・出資は投資子会社であるRSP Blockchain Tech Fund Pte. Ltd.を通じ行われた。なお出資額は不明

・Blockstackが提供する分散コンピューティングネットワークは、従来のパスワードベースの認証よりも機密保護性能に優れた公開鍵暗号を用いた認証方式を採用しており、認証に使われるデータはユーザー本人が管理する仕組みとなっているため、データ漏洩やプライバシー保護に関する優れた仕組みが整えられているとのこと

・リクルートは今回の出資を通じて、同プラットフォームの利用拡大をサポートしていき、Blockstackは今回の資金調達により、プラットフォーム開発や営業活動を拡充していく予定とのこと

ビットポイント台湾がビットポイントジャパンを提訴か、BPJは事実と異なる点もあるとコメント

・暗号資産(仮想通貨)のハッキング被害にあったビットポイントジャパンに対し、台湾の合弁会社であるビットポイント台湾が損害賠償を求めて提訴することが22日分かったと日経新聞や時事通信等で報道された。その報道によるとビットポイント台湾はハッキングでの損害の他、台湾の顧客への仮想通貨取引仲介の際の代金として日本のビットポイントジャパンに送る資金を過剰に請求されていたとのこと。損害賠償の請求額は約10億2000万円で、23日に東京地裁に提訴する方針と報道されている。さらに7月のハッキング被害の他に4月に台湾の顧客のパスワードや約370万円相当の仮想通貨が流出していとも伝えられている

・なおビットポイントジャパン本件の日本経済新聞の取材に対し「代表同士で協議中であり、提訴については聞いていない」と回答しているとのこと

・さらに22日ビットポイントジャパンの親会社である株式会社リミックスポイントが「当社子会社に関する一部報道について」というリリースを出した

・その中でリミックスポイントは「当社は、可能な範囲で事実確認をしておりますが、現時点において、訴状の送達を受けておらず、具体的な請求内容等については確認できておりません。今後、仮に送達等があった場合には、早急に事実関係を確認の上、しかるべき対応を行うとともに、開示すべき事項があれば速やかに公表させていただきます。なお、当社および BPJ といたしましては、当該報道における内容は事実と異なる点があるものと考えております。」とコメントしている

NEMを活用した写真投稿型SNS「nemgraph」がローンチ

・モヒカンエンジニアのしゅう氏が、仮想通貨NEMのブロックチェーンを活用した写真投稿型SNSサイト「nemgraph」をローンチをした

・nemgraphは、投稿写真の所有権証明や売買、「投げNEM」機能が搭載されている

・投稿写真の所有権証明は「RiNG公証」と呼ばれ、NEMブロックチェーンに刻むことで、自身の写真であることを証明できる機能で、投稿者名、投稿した画像や内容、投稿日時が永遠に記録がされる

・nemgraphを利用するにはメールアドレスの登録とパスワードの設定のみで、投げ銭機能の利用や報酬を受け取るためには、NEM Walletの連携が必要になるとのこと

福岡県飯塚市がブロックチェーンストリート開設に向け始動

・福岡県飯塚市、株式会社カグヤ、株式会社chaintope、株式会社ハウインターナショナルが共同で、「ブロックチェーンストリート」開設に向け始動したことを発表

・ブロックチェーンストリートは、飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸前の長崎街道を中心に、ブロックチェーンと再生した古民家群を活用する計画 ・市内に存在する古民家群を再生させ、コワーキングスペースやシェアオフィス、シェアハウス、コリビング、宿泊施設等にし、2020年春を目標に国内外のブロックチェーンエンジニアや企業が集い連携できる環境を整えていくとのこと

・これらを活用して定期的にハッカソンやブロックチェーン関連のイベントを開催し、飯塚で最先端のブロックチェーンの情報に触れて学ぶことができる環境を生み出し、将来的には飯塚が世界で最先端のブロックチェーンの情報と技術の集積地となることを目指すとのこと

・なお、自律神経を整える作用も高いサウナ(日本古来の蒸風呂を再現予定)を併設した、ブロックチェーンエンジニアが暮らしながら働ける道場や自然農法で作った米や野菜などを使った食事処の開設も予定しており、健康的な環境とコミュニティを提供していくとのこと

登壇者最終決定!ドイツ・ベルリンで閉幕した「Web3 Summit」の報告会を「あたらしい経済」が豪華ゲストを交え8月29日に東京で開催

・「Web3 Summit」はイーサリアムのFounderで現Parity TechのCTO Gavin Woodらが組織しているWeb3 Foundation主催のテクノロジーイベントです。当イベントは、2019年8月19〜21日にドイツ・ベルリンで開催されました。「あたらしい経済」では、この「Web3 Summit」の報告会を、日本のブロックチェーン業界のキープレーヤーを多数ゲストに迎えて8月29日(木)19時から渋谷で開催

・今回登壇者が最終決定。株式会社DMM Blockchain推進室の篠原航氏の登壇や、「WIRED」日本版の創刊編集長であり、インフォバーンで企業内イノベーターのビジネス・ハブとなる「Unchained」を立ち上げ、ブロックチェーンを活用した新規事業支援などを行う小林弘人氏の登壇も決定。Node Tokyoの大日方祐介氏やLayerX R&D Zerochain開発者の須藤欧佑氏も登壇する

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(images:iStock / artsstock)

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あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。

これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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