米クラーケンが英F1チーム「Williams Racing」と提携、初パートナーに

クラーケンNFTの保有者への特典も

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所のクラーケン(Kraken)が、英国のF1チーム「ウィリアムズ・レーシング(Williams Racing)」との提携を3月28日発表した。

これによりクラーケンは、「ウィリアムズ・レーシング」の公式web3パートナーとなったとのこと。なおクラーケンにとってF1チームとの提携は、今回が初の事例となる。

なおこの提携により、2023年に行われるF1ロレックス・オーストラリアグランプリにて、アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon Ansusinha)とローガン・サージェント(Logan Hunter Sargeant)が運転する「ウィリアムズ・レーシング」のFW45レースカーの後輪とリアウイングへ、クラーケンのロゴマークが表記されるとのことだ。

クラーケンは今回の提携を「世界中のコミュニティが経済的自由を実現できるよう、暗号資産の普及を促進させるという私たちの使命をさらに促進させるもの」だと伝えている。

なおクラーケンが運営するNFTマーケットプレイスにおいて「ウィリアムズ・レーシング」のNFTが販売されるようだ。このNFT保有者の中から抽選で、保有NFTが「ウィリアムズ・レーシング」のリアウイングに展示される機会が提供される予定とのことだ。

暗号資産取引所とプロスポーツチームとの提携例

OKXは昨年6月、イングランドのプロサッカークラブであるマンチェスター・シティFCと提携。OKX初となるサッカー分野へのスポンサーシップとなった。

バイナンス(Binance)は、ブラジルサッカー連盟、イタリアのサッカーチーム「ラツィオ」やポルトガルの「FCポルト」などのクラブと提携。昨年6月にはサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo dos Santos Aveiro)氏との複数年にわたる独占的なパートナーシップ契約を締結している。

またコインベース(Coinbase)は今年1月、ドイツのサッカークラブのボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のプレミアムパートナーになったことを発表した。

関連ニュース

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/antoniokhr

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者
同志社大学神学部を卒業後、放送局勤務を経て、2019年幻冬舎へ入社。
同社コンテンツビジネス局では書籍PRや企業向けコンテンツの企画立案に従事。「あたらしい経済」編集部では記事執筆を担当。

合わせて読みたい記事

【12/1話題】KyberSwapのハッカーが完全支配を要求、マイクロストラテジーが880億円相当のBTC購入など

KyberSwap事件のハッカー、報奨金の取引条件として同社完全支配を要求、米マイクロストラテジー、880億円相当のビットコイン追加購入。合計保有数174,530BTCに、グレイスケール、現物BTC投資信託「GBTC」の運用効率化で契約更新、積水化学、蘭ブロックチェーントレーサビリティ「サーキュライズ」と業務提携、ワームホールが約331億円の資金調達、Wormhole Labs設立も、デジタル資産投資プラットフォームのFasset、ドバイでVASPライセンス取得、アニモカブランズが「オープンネットワーク」エコシステムに出資、TON最大のバリデータに、IoT向けDLTプラットフォーム「IOTA」がアブダビに財団設立、約148億円の資金提供も、バイナンス、BUSDのサポートを12月に終了へ

Sponsored

IoT向けDLTプラットフォーム「IOTA」がアブダビに財団設立、約148億円の資金提供も

IoT向け分散型台帳(DLT)プラットフォーム「アイオータ(IOTA)」が、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビに「アイオータ・エコシステムDLT財団」を設立したことを11月29日発表した。なお同財団はアブダビ・グローバル市場(ADGM)に登録された初の初のDLT(分散型台帳)に関する財団とのこと

アニモカブランズが「オープンネットワーク」エコシステムに出資、TON最大のバリデータに

アニモカブランズ(Animoca Brands)が、メッセージングアプリ「テレグラム(Telegram)」開発の分散型プラットフォーム「オープンネットワーク(The Open Network:TON)」の最大のバリデータとなり、TONエコシステムのミニアプリ「トンプレイ(TON Play)」へ出資したことを11月28日発表した