クリプトドットコム、ドバイで暗号資産事業のMVP準備ライセンス取得

クリプトドットコムがドバイのMVP準備ライセンス取得

暗号資産(仮想通貨)取引所クリプトドットコム(Crypto.com)が、ドバイ首長国の暗号資産(仮想通貨)規制機関VARA(Virtual Assets Regulatory Authority)より、MVP(Minimum Viable Product)準備ライセンスを取得したことを3月20日発表した。

これによりクリプトドットコムは、同国において暗号資産の交換サービスや仲介、レバレッジ取引、機関投資家向けの決済に関するOTC提供などがVARAの規制下にて提供できるとのこと。

MVPライセンスは、ドバイにおける暗号資産に関するサービス提供を行うにあたり、取得するべき免許である。同ライセンスには3段階のプロセスがあり、暫定承認ライセンスから始まり、準備ライセンスに続き、運用ライセンスで最終となる。

なおクリプトドットコムは昨年6月、VARAよりMVP暫定承認ライセンス取得を発表していた。

VARAは、昨年3月9日に公布されたドバイ暗号資産規制法により設置された暗号資産事業に関する規制当局だ。ドバイ国際金融センターを除くドバイ全域(特別開発区やフリーゾーンは含む)における暗号資産の発行、取引、承認を監督および監視をしており、また暗号資産取引所とサービスプロバイダーを規制して消費者保護を確保している。

関連ニュース

参考:クリプトドットコムVARA
デザイン:一本寿和
images:iStocks/kurmyshov

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

「あたらしい経済」編集部
記者・編集者
ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【6/7話題】米SECがコインベース提訴、SECゲンスラー委員長が「暗号資産は必要ない」と発言など(音声ニュース)

米SECがコインベースを提訴、バイナンス提訴の翌日に、米コインベースが規制枠組み推進の草案を支持、「米国は遅れを取っている」、米SECゲンスラー委員長、「暗号資産は必要ない」との考え明かす、米SEC、バイナンスUS関連の資産凍結を裁判所へ緊急要請、米ロビンフッド、SEC証券指摘の暗号資産を上場廃止検討か=報道、USDCの米サークル、シンガポールで大手決済機関ライセンス取得、SBI出資の英ゾディアカストディ、機関顧客にイーサ(ETH)ステーキング提供へ。ソフトバンク出資ブロックデーモンと、野村證券らのコマイヌ、海外大手の暗号資産取引所「OKX」がカストディアンに採用、Cboe Clear Digital、ビットコインとイーサの証拠金先物取引を提供へ。CFTC認可で、オーケーコインジャパン、ジリカ(ZIL)のステーキングサービス提供へ

Sponsored